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2017.11.01

高校生が「大人になるのが楽しみ」という世の中にしたい

コラム

株式会社Shareway(シェアウェイ)代表取締役の森田吏です。
Sharewayという会社が一体どんなことをやっているのか、代表としてどんな想いを持って会社を経営しているのかということを、数回の連載として発信していきます。

第1回はSharewayの主な事業についてお話をします。
私がなぜSharewayという会社を立ち上げたのか、なぜ高校生といろいろなイベントをやっているのか、その背景と想いについて知っていただければと思います。


自分らしく生きる人を増やすことがSharewayのミッション


Sharewayのメイン事業は「進路をエンターテイメントする」をテーマにした高校生向けの進路提案事業です。なぜ高校生向けかと言いますと、大学生よりもっと早い段階で将来選択のサポートが必要だという想いがあるからです。これには私が前職で経験したある出来事がきっかけとなっています。

Sharewayを立ち上げる前、私は人事評価のコンサルティング会社にいました。ちょうどリーマンショックが起き、“派遣切り”や“契約社員切り”が社会問題となっていた頃だったこともあり、評価制度の構築と同時に人員整理をサポートさせていただくことが多々ありました。対象者に試験や面接を行い最終的には評価に従って解雇通知を出すのですが、そのときに「10年も勤めたのに!」とか「あんなに我慢してきたのに!」と感情的になる人をたくさん見てきました。その一方で「長い間ありがとうございました」という人も少なからずいたんですね。もちろん経済的な背景から感情的になられる方が大半だと思いますが、きっと理由はそれだけではない気がして、どうしてこんなにも反応が違うのだろうと考え続けました。そこで「仕事をやらされて我慢してきた人」と、「自分から望んでその仕事をしてきた人」は働くことに対するスタンスが全く違うということに気付いたんですね。

そういう経緯から自分が会社を創るときに「もっと活き活きと生きることができる世の中にしたい」「そのためには自分がやりたいことをきちんと見つけて、自分で将来を選択できる人を育てなくてはいけない」「働くことに対する姿勢を変えていきたい」という想いが強くありました。その想いは『人が活きる未来をつくる』というSharewayの経営理念となっています。


今の高校生は進路相談をする相手がいない


自分らしく生きる人を増やしたいと思っているのですが、今の高校生には自分の将来を思い描くための情報が圧倒的に不足しています。世の中にこれだけ情報が溢れているにも関わらず、高校生が自分の将来を選ぶための情報は足りていないのです。その背景には世の中の働き方が大きく変化したこと、働き方について相談できる大人が身近にいないということが挙げられます。

インターネットやコンピュータの普及によって、今までにはなかった職業がたくさん生まれています。例えばユーチューバーやフリーランスで仕事をしている人がこれに該当します。パソコン1台とネットへの接続環境があれば場所を選ばずに仕事ができる、これはちょっと前まで世の中になかった仕事ですよね。こういう仕事を高校生の一番身近な大人である両親や先生はなかなか理解できないんですね。理解できないから「あなたのやりたいことをやりなさい」もしくは「とりあえず偏差値の高い大学に行きなさい」となってしまう。これでは相談になりませんよね。

進路について調べるのであればインターネットで検索もできますが、そもそも何を調べて良いか分からないし、今の高校生はネットの情報をあまり信用していません。基本的に広告の可能性があるということを理解しているんですね。作られた情報は信用できない、検索した情報よりもSNSでフォローしている人の発言の方が本音っぽくて信頼できるというスタンスなのです。

こういう背景があるので、なりたい自分になるための学校探しではなく、入れる学校の中で少しでも偏差値の良いところに行こうという目標が高校生の中にできてしまっています。ただ、そのまま大学に行っても結局やりたいことを自分で選べないので就職活動のときにまた悩んでしまう。これは負のループですよね。この順番を正しい形に戻してあげる必要があります。自分がなりたい将来像を見つけて、そのためにはどんな学びが必要なのか、それを学ぶにはどんな環境や学校がよいのか。そういう順番を作ることがこの事業の軸になっています。

ここで気をつけなくてはならないのは、普通に「進路情報を教えます」と言っても高校生はすごく嫌がるということです。そもそも「進路情報」なんて面倒だし、堅苦しいし、よく分からないから何でもいいという感じになってしまうんですね。我々と同じような想いを持っている会社や団体はたくさんありますが、活動を広げていくのに苦戦しているのが現状です。



遊びや体験を通じ「やりたい」を見つける


そこで我々は「進路をエンターテイメントする」というテーマを持って、職業体験イベントや面白く生きている大人と触れ合う機会を高校生に提供しています。楽しい遊びや体験を通じて「やりたい」「知りたい」という意欲を生み出すことができれば、自分の将来が楽しみになりますし、大人になることに期待できるようになりますよね。自分で将来を選択するきっかけにもなります。

このように高校生の興味と、それを解決できる大人(企業)をマッチングすることによって会社の利益を上げています。具体的な話をすると、Sharewayでは興味ごとに分かれた複数の女子高校生サークル(部活動)を運営し、合計200名の女子高校生と一緒に活動しており、年に1回やっているイベントには13000人の女子高校生を動員することができます。女子高校生に限定するとおそらく日本で一番大きなコミュニティだと思います。

この大きなコミュニティと、大学・専門学校、文具・飲料・化粧品メーカー、カラオケ店や飲食店などのサービス業といった様々な業種のクライアントをつなぎ、マーケティング調査、ユーザーニーズのヒアリング、サービス開発、プロモーションを一気通貫で手がけています。特に重視しているのがリアルなユーザー視点と情報導線です。これはコミュニティマーケティングの話につながりますので、次回お話することにします。



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