初心者が知りたい!《Googleアナリティクスにユーザーを追加(権限付与)する方法》

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この記事では、Googleアナリティクス(以下:GA)の閲覧権限を第三者に付与するやり方についてまとめています。

目次

GA閲覧権限の付与とは


「社内の担当者以外も見られるようにしたい」

「クライアントにもアクセスデータを常に見てもらえるようにしたい」


そんな時に必要となってくる設定です。


ただし、ユーザーの追加方法を間違えると見せたくないデータまで見られるようになってしまったり、権限不足で編集が出来ない事態も起こるので、設定する際は

【どこまで権限を付与するか】

をお互いにちゃんと確認しておきましょう!

権限の種類


付与できる権限は主に以下の5つです。

■管理者

概要:ウェブプロパティ全体の管理を担当する最上位の権限を持つユーザーです。
できること:
ウェブプロパティやビューの作成・削除
ユーザーの追加と削除
全ての権限の変更
カスタムダッシュボードの作成

「編集者」役割の権限が含まれます。
(以前の「ユーザー管理権限」に代わるものです)


■編集者

概要: データや設定の変更ができるが、ユーザーの管理権限は持たない役割です。
できること:
ゴールやフィルターの編集
カスタムレポートの作成
アラートの設定

「アナリスト」役割の権限が含まれます。
(「編集権限」の新しい名称です)

■マーケティング担当者

概要: マーケティングキャンペーンやトラフィックの解析に特化した役割です。
できること:
カンパニーの広告キャンペーンのトラッキング
ユーザーセグメンテーションと分析
コンバージョン率の追跡

「アナリスト」役割の権限が含まれます。

■アナリスト

概要: データ分析に特化し、レポートや洞察を生成する役割です。
できること:
レポートの生成と分析
カスタムダッシュボードの作成
インサイトの発見と報告

「閲覧者」役割の権限が含まれます。
(「共同編集権限」の新しい名称です)

■閲覧者

概要: データの閲覧のみが許可される最低権限の役割です。
できること:
レポートの閲覧とダウンロード
ダッシュボードの閲覧
イベントの追跡

権限の階層


GAでは権限に3つの階層(アカウント・プロパティ・ビュー)があり、この階層ごとでユーザーの権限を付与することが可能です。

 

【アカウント】レベルでユーザーに権限を設定すると、そのユーザーはそのアカウントのすべての【プロパティ】と【ビュー】について同じ権限を持つことになります。

親階層の権限を付与すると下階層も引き継がれてしまうので、ユーザーを追加する際には階層にも注意しましょう。

■アカウント
全てのサイト情報を見ることができる最上階層の権限です。
全てのサイトの情報を見せても問題ないユーザーのみを追加しましょう

■プロパティ
特定のサイト情報だけをユーザーが閲覧出来るようにしたい場合はこちらに権限を付与します。

■ビュー
プロパティで集計されたデータを統計ごとに閲覧が可能です。
特定のビューデータのみを見せたい場合はこちらに権限を付与します。

GA閲覧権限付与の設定手順

①Googleアカウントにログインする際に使うメールアドレスを用意する


閲覧ユーザーとして追加したい人のメールアドレスが必要となります。


たとえば、AさんがGA管理者で、Bさんにも閲覧権限を付与したい場合、GAにBさんのメールアドレスを登録しなければいけません。


この場合のメールアドレスは、なんでもいいわけではなく、BさんがGoogleアカウントにログインする際に使用しているメールアドレスとなります。

(Googleアカウントに登録していなければまずはそこから手配する必要があります)



付与するユーザーのメールアドレスが確保できたら、管理者が下記の手順で追加しましょう。

②GAにログインする

▼Googleアナリティクスログインページ
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

 

③ホーム画面の左端下の【管理】をクリック

④【アカウントのアクセス管理】をクリック

⑤右上の青い十字ボタンをクリックして【ユーザーを追加】を選択

⑥権限を付与したいユーザーのメールアドレスを入力

「新規ユーザーにメールで通知する」にチェックを入れておくと、付与するユーザーに通知が届きます。

権限を渡されたかどうかが相手にも伝わるので、基本的にはここのチェックは入れておくようにしましょう。

⑦付与する権限を選択する

■管理者
アナリティクスのすべてを管理できる権限です。ユーザーの管理(ユーザーの追加および削除、役割およびデータ制限の割り当て)を行うことができます。アカウントまたはプロパティでこの役割を持つすべてのユーザー(自分自身を含む)に完全な権限を付与できます。

■編集者
プロパティ単位の設定をすべて管理できる権限です。ユーザーを管理することはできません。

■マーケティング担当者
オーディエンス、コンバージョン、アトリビューション モデル、イベント、計測期間を作成、編集、削除できます。

■アナリスト
特定のプロパティ アセットを作成、編集、削除できます。共有アセットの共同編集を行うことができます。

■閲覧者
設定とデータの表示、レポートに表示するデータの変更(比較の追加、セカンダリ ディメンションの追加など)、管理画面または API を介した共有アセットの表示が可能です。この権限で共有アセットを共同編集することはできません。「閲覧者」役割を持つユーザーは、たとえば共有したデータ探索を参照することはできますが、編集はできません。

⑧【追加】をクリック

これで権限付与の完了です。


必要以上に権限を渡してしまっていないか?
不足している権限はないか?
ちゃんと見れているか?


など、設定後は必ず相手に確認を取りましょう。

 

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この記事を書いた人

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