【イベントレポート】50代・未経験から広告代理店へ転職！卒業生のリアル体験談

2025年5月、ワナビーアカデミーで開催された特別授業では、40代以上・未経験からWebマーケターへと転身した卒業生によるリアルな転職体験談が語られました。

登壇したのは、事務職から広告代理店のWeb広告運用担当へとキャリアチェンジを果たしたM.A.さん。50代での未経験転職という難関を乗り越えた実体験に、多くの受講生が勇気をもらう時間となりました。

本記事では、イベント当日の様子をレポート。転職活動での工夫や、ワナビーアカデミーでの学びがどのように実務に直結したのか、そして「年齢を理由にあきらめない」ためのヒントをお届けします！

なぜ50代で挑戦？“売上に関わる仕事”を再び目指した理由

M.A.さん：「前職は事務職で、マーケティングとは無縁の仕事をしていました。でも、本当は売上を伸ばす仕事に強い関心があって、以前は書店や通販会社で販促業務に携わっていました。もう一度、売上に貢献できる仕事がしたいと考えた時、今後は“Web”が必須だと感じて、ワナビーで学び始めました。」

Wannabeアカデミー代表森田（以下森田）： 「いわゆる“販売職”ではなく、売上をどう伸ばすかを考え抜いて行動していた経験が、今に活かされている印象ですね。」

“未経験”といっても、これまでの仕事に通じる軸を持っている方は強い。M.A.さんのように、過去の経験をどう活かすかを考える視点が、キャリアチェンジの成功を支えています。

年齢は壁じゃない。“実務経験”として伝える転職活動

M.A.さん：「ワナビー卒業後、3社応募して1社から内定をもらいました。実は、クライアントワーク中に内定をいただいたので、比較的スムーズに決まりましたが、過去の経歴には自信がなかったです。正直“転職市場では厳しい立場”と自覚していました。
だからこそ、クライアントワークを“実務経験”として表現することにこだわりました。「プロジェクトでクライアントから資金を預かって広告運用を行いました」と堂々と書類に書き、ポートフォリオも必ず提出しました。」

森田： 「マーケティングプロジェクトでの経験を、説得力ある形で伝える工夫が素晴らしいですね。」

応募書類は“実務経験”としてどう伝える？

M.A.さん：「年齢が上の場合、「未経験です」だけでは、やはり書類選考で落とされてしまいます。だからこそ、“何を”“どれだけ”“どうやって”取り組んできたかを具体的に書くことが重要です。
私の場合は、「マーケティングプロジェクトに参加し、実際にクライアントの広告費を預かって運用した」「改善施策やレポート作成まで行った」といった実績を明記しました。「学びました」だけでは、実践している人と比較されたときに不利になると感じたからです。

また、“企業側が求める人材”と合致する“自分の強み”を、これまでの職務経験の中から明記することも大切です。」

面接で意識したことは？

M.A.さん：「面接でも、“どんな試行錯誤をして、どんな知見を得たか”を言語化できるよう準備しました。たとえば“広告運用で反応が悪かったとき、どんな仮説を立て、どう改善したか”などを自分の言葉で説明し、「入社後すぐに貢献できる人材です」と自信を持って伝えました。

また、企業側が求めるスキルがどのようなものかを察知して、それに対応できる自分の経験やスキルをアピールしました。」

森田： 「大事ですね。面接は“聞かれる場”ではなく“伝える場”。企業側が“この人を採用したら、どんなメリットがあるか”を即イメージできるように言語化できる人が強いですね。」

エージェント経由と直接応募、どちらで転職しましたか？

M.A.さん：「自分で求人を探して直接応募しました。年齢の壁もあり、エージェント経由では自分の強みが伝わりにくいと感じていたので、自分で動きました。」

40代以上だからこそ、経験や行動を具体的に語れる強みがある。応募書類でも面接でも、“実績と成果を自分の言葉で語れる力”が、採用担当者の信頼を得る鍵になります。

「スクールで勉強しました」では弱い。“実務経験”として伝えるには、自信を持って言えるだけの行動と工夫が必要。年齢の壁も乗り越えられるという強い実例です！

入社初日から30社担当！？学びがそのまま実務に

M.A.さん：現在は広告代理店でWeb広告の運用を担当しています。入社初日から30社以上の案件を任されて、設定・運用・レポート作成まで一人で対応しています。内容は、ワナビーで学んだこととほぼ同じ。ギャップはありませんでした。
ただ、ワナビーで扱っていなかった媒体の運用は不安があるので、都度学んでいます。社内に広告のプロがいないので、自分で調べながら進めています。

森田： 一人で30社を担当されているのは驚きですね。未経験から実務に直結する力を得た証拠だと思います。

また、実務で質問・相談できる相手がいないという卒業生の声は多いです。そこで、ワナビーアカデミーでは、「マーケティングヘルプデスク」を含む「中級を目指すマーケティング 実践講座」をリリースします。

学んだ内容がそのまま仕事に活きる環境で、即戦力として活躍できているのは、M.A.さんの努力とワナビーのカリキュラムの賜物と感じました。

目指すのは“広告運用の先”——販促のプロフェッショナルへ

M.A.さん：私のゴールはWeb広告運用そのものではなく、“販促”に関わること。広告はその一部に過ぎません。だから今後は、自分が興味を持てる分野の商品やサービスの売上アップに関われる仕事をしていきたいと思っています。

森田： 初級マーケターから始まり、経験を積む中で自分の得意分野や方向性が見えてくるものです。M.A.さんも、販促全体を見られるコンサルタント的なキャリアに進んでいかれるのかなと思います。

“転職成功”がゴールではなく、新たなスタート。今後の成長も楽しみになるような前向きなお話でした。

転職への取り組みでも、M.A.さんはこれまでの職務経験と、ご自身の強みを存分に活かされていると感じました。自分自身を商品と捉えて、どうしたら売れるかを考えることが大切だと学びました。

40代以上・未経験でも選ばれる人に。“転職軸”を持つということ

M.A.さん：“転職軸を持つこと”が一番大切だと思います。自分が何をしたいのかを明確にして、軸に合わない会社には無理に合わせない。それが結果的に、自分に合った職場に出会う近道になると思います。

森田： 年齢を理由に諦める必要は全くないですね。むしろ、軸を持った方が説得力があり、相手にも響くんだと再確認しました。

“40代以上”“未経験”だからこそ、自分の希望に素直になれることが強み。自分軸を持った転職は、納得感も高く、その後のキャリアにも好影響を与えると感じました。

編集後記：年齢も経験も、“一歩踏み出す力”で変えられる

M.A.さんのお話から伝わってきたのは、“年齢”や“未経験”といった条件に縛られず、“自分の意思と行動次第で未来は変えられる”という現実。

50代・未経験というハードルを前にしても、

•  実務経験を積める環境があったこと
•  自分の過去の経験を「強み」として言語化できたこと
•  応募書類や面接で、“即戦力”として伝える工夫をしたこと

これらを一つずつ積み重ねることで、“やりたい仕事”への道が拓けたのだと感じました。

さらに、森田代表からは「採用される人材とは？」「面接はアピールの場」という実践的な視点が多く共有され、聞いていた参加者にとっても、転職成功に向けたヒントが数多く得られる時間となりました。

M.A.さんからのメッセージも、とても印象的でした。

「年齢の壁があるのは事実です。私はそれだけでなく、職歴もWeb広告の実務経験もありませんでした。だからこそ、どうすればそれを覆せるのかを徹底的に考え、戦略を立てて行動しました。

自信がないと、面接で余計なことを言ってしまいます。「実務経験は3ヶ月ですが…」と自らハードルを下げるのもその一例です。

私は未経験でも堂々と話せるよう、体得することを意識して学習し、自信を持って「すぐに活躍できます」と言える準備をしました。すべては内定を勝ち取るための戦略でした。

『年齢的に難しいかも』と思う前に、“どうすれば伝わるか”を考えてみて欲しいと思っています。“実務経験”があることを自信をもって伝えるだけで、選考が変わります。」

私自身も、今回のお話を通じて、改めて「行動することの大切さ」「経験をどう価値に変えるか」を学ばせていただきました。

「未経験だけど、変わりたい」「年齢が気になるけれど、今からでも間に合う？」
そんな気持ちを抱えるあなたにこそ、ワナビーアカデミーの環境はぴったりです。

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