独学でいける? Webマーケティングおすすめの勉強方法6選

独学でいける? Webマーケティングおすすめの勉強方法6選
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「Webマーケティングを勉強したいけど、何から始めたらよいか分からない」
「独学でもWebマーケターになれるの?」

転職や副業・独立を目指してWebマーケティングスキルを身に付けるにあたり、このようなお悩みを持たれる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、知識・経験ゼロからWebマーケティングを勉強したい方向けにおすすめの勉強方法を紹介します。

目次

そもそもWebマーケティングで勉強すべき内容は?

Webマーケティングと一言で言ってもその内容は多岐にわたり、専門用語も多いため、初心者にとって最初は難しく感じるでしょう。まずはWebマーケティングの全体像を理解したうえで、どういう内容を勉強する必要があるのかを把握しましょう。

そもそもWebマーケティングの目的とはなんでしょう?

一言で言うと、それは

「Web(インターネット)技術を活用して、商品・サービスが売れる仕組みを作ること」

です。

では、この売れる仕組みとはなんでしょうか?

それは、

「“集客” “接客(販売促進)” “再訪・再購買(リピート購買)” の3つの機能を構築すること」

だと考えます。

そして、これら3つの機能を向上・改善するために様々な施策を実行していくことになり、たとえば、以下のような内容になります。

  • 集客:SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)、リスティング広告、SNS運用
  • 接客(販売促進):LP(ランディングページ)最適化、Web接客ツール(LINEなど)
  • 再訪・再購買(リピート購買):リターゲティング広告、メールマーケティング、CRM施策

上記のような施策について、どのような目的でどうやって実施していくのかが、今後、勉強すべき主たる内容になると考えていただければと思います。

また、これらの施策による効果検証をGoogleアナリティクスなどで実施する、「アクセス解析」や、ターゲット顧客(消費者)の心理や行動をペルソナ分析やカスタマージャーニー分析などを通じて行う「顧客理解」もWebマーケティングを行う上では重要な内容であり、これらも今後、勉強すべき内容になります。

早速、聞きなれない単語がいっぱい出てきて、不安に思われるかもしれませんが、現時点で知らなくても問題ありません。ここではいろいろな施策があるんだな程度で大丈夫ですし、勉強を進めるうえでわかるようになるでしょう。

Webマーケティングおすすめの勉強法

それでは実際の勉強方法をみていきましょう

1. Webマーケティングの本で学ぶ

基本的な用語を理解したい、体系的に学びたいなどまずはしっかり基礎を固めたい方にとって、書籍は有効な学習方法の一つです。多数出版されているWebマーケティング関連の書籍の中で、初心者向けのおすすめ書籍をいくつかご紹介します。

マンガでわかるWebマーケティング 改訂版ーWebマーケッター瞳の挑戦!

マンガとストーリーに沿ってWebマーケティングの全体像や基本が理解できるようになっているため、頭に入りやすい構成になっています。本書籍はシリーズ化されているため、気に入った方は全シリーズ一気に読み進めてもよいかもしれません。

沈黙のWebマーケティングーWebマーケッター ボーンの逆襲ーアップデート・エディション

こちらもストーリー仕立てのマンガと解説で分かりやすくWebマーケティングが説明されています。Webコンテンツはカッコいいデザインで面白いことを、SNSではフォロワーや「いいね」を増やすことに目がいきがちですが、本来はいかにお客様のニーズや困りごとに寄り添えるコンテンツを提供できるか、いかにフォロワーと良好なコミュニケーションがとれるかが重要であり、読み返してもその本質に何度も気づかせてくれる良書です。

はじめてでもよくわかる!Webマーケティング集中講義

大学でのWebマーケティングの講義を書籍化したものです。実務経験のない大学生向けのため、用語や概念を分かりやすく説明しており有名企業の事例も多く掲載されています。
章ごとに穴埋め式の確認テストがついているので、理解を確かめるのにも役立ちます。

10年つかえるSEOの基本

SEOに関する書籍です。SEOに関する技術やトレンド、検索サイトのアルゴリズムは日々変わっていきますが、変わらない「考え方」を押さえようというコンセプトの本です。2015年発刊ですが、今でも本質は変わらない基礎中の基礎を学ぶことができます。

1週間でGoogleアナリティクス4の基礎が学べる本

Googleアナリティクスって何ができるの?と思っている方、全体感を把握したい方向けに基本的な操作を効率的に学習できる本です。7日間・7章の構成となっており、1日1章ずつ読み進めて着実に基本が身に付きます。

2. Webメディアが発信している情報やセミナーで学ぶ

特定のテーマに関する情報収集がしたい、最新のトレンドや事例を知りたい、という方には関連するWebメディアを定期的にチェックすることでも勉強になります。また、マーケティング支援企業が主催しているセミナーに参加することで、専門的な内容や実践的なスキルを習得することができます。

おすすめのWebメディアは以下です。

MarkeZine(マーケジン)

2006年5月にオープンしたマーケティングに特化した国内最大級のメディアです。
最新ニュースのほか、先進的なマーケティングに取り組む企業担当者のインタビュー記事や業界キーマン・スペシャリストによる寄稿など豊富な情報が掲載されています。

Web担当者Forum

企業Webサイトの構築・運用・活用ノウハウをニュースやコラムなどで解説している記事が掲載されています。企業のマーケティングやWebサイト管理に従事している担当者が主な読者層です。

Wannabeメディア

WebマーケティングスクールのWannabe Academy(ワナビーアカデミー)が運営しているメディアです。Web業界研究の情報や、未経験からWebマーケティング業界に転職した方の体験談、勉強方法などWebマーケティング業界で活躍するためのヒントとなる情報が多く掲載されています。

 

セミナーが充実しているマーケティング支援企業はこちらです。

株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)

SEO対策分析ツール「ミエルカSEO」を提供しているFaber Companyでは、SEOに関するセミナーやGoogleアナリティクスなどに関するセミナーを提供しています。

株式会社イノーバ

B2Bマーケティング支援サービスを展開しているイノーバでは、コンテンツマーケティングやサイトリニューアルなどのテーマでマーケティング関連のプロフェッショナルが登壇者としてセミナーを実施しています。

TECH PLAY

IT系の様々なイベント・勉強会・交流会・カンファレンスなどの情報を集約した検索サイトです。マーケティング関連のイベント、セミナー情報も充実しています。

3. Webマーケティングの資格取得を目指しながら学ぶ

資格取得は、勉強方法の王道です。資格の勉強を通じて必要なスキルや知識を効率的かつ体系的に習得することができ、実際に資格取得できれば、転職、副業など今後のキャリアにも有利に働くまさに一石二鳥の学習方法です。

転職、副業にも有利なおすすめ資格はこちらです。

ウェブ解析士

ウェブ解析士の資格を勉強することで、ウェブサイトから得られる情報を解析し、現状サイトの問題点の発見や、マーケティング施策の実行を評価し改善するスキルを習得することができます。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクスの基本的な操作方法や用語に関する知識を習得できる資格です。無料で何度も受験でき、不合格でも翌日には再受験することができます。

ネットマーケティング検定

マーケティング担当者がWebマーケティングの企画・立案に活用できるスキルを習得することを目的とした資格がネットマーケティング検定です。インターネットそのものに関する知識に加え、Webマーケティングの企画立案から効果測定に関する全般的な知識を習得できます。

IMA(Internet Marketing Analyst)検定

IMA検定は、「暗記に固執しない実務主義の検定」として、試験時にも教材利用やネット検索も可能としています。受験を申し込むとeラーニングで11回の講座を受講した後、認定試験を受ける流れとなります。

内容は、マーケティングの概論から最新のインターネットマーケティングの情報などの理論に加えて、広告配信によるサイト集客やアクセス解析データの分析などの実務スキルを習得できます。

Web検定

Web検定はWebサービスを活用・開発するうえで必要となる標準的な知識から専門的な知識まで習得可能な資格です。具体的には、横断的な必須知識を習得するWebリテラシーとWebデザイン、Webディレクション、Webプロデュースの専門3分野で構成されています。

4. 自分でブログやSNSを運用して学ぶ

書籍やセミナーに参加して習得した知識を実際に使うことで、学習効果を飛躍的に高めることができます。ブログサービスやSNSの運用であれば基本的に無料でできますし、アフィリエイトでおすすめした商品やサービスが売れれば、収入を得ることもできます。

ブログやSNS運用を通じて獲得できる主なスキルは、

  • SEOスキル(検索上位に表示させるためのライティングやキーワード選定など)
  • コンテンツ作成スキル(読みやすいコンテンツ、読者のニーズを捉えたコンテンツ作成など)
  • アクセス解析スキル(データに基づく読者の関心、行動を読み解き改善に活かすスキルなど)
  • 仮説検証スキル(仮説設定→実行→検証といったPDCAサイクルを回すスキルなど)

です。

また、この学習方法によるさらなるメリットは、転職時などに実績としてアピールできる点です。事実上の「実務経験あり」と言えますし、目に見えた成果まで上げられれば、他の転職希望者と大きく差をつけることができます。

5. 会社で実務を通して学ぶ

現在、勤めている会社の中でWebマーケティングを行っている部署に異動して実務を経験することができれば、学習環境としては最適な環境であるといえます。すでに取り組みを進めている部署であれば、業務を通じて基本的な運用を習得できますし、不明点は、先輩社員や同僚に聞いて解決することもできます。

新しくWebマーケティングを始める部署であれば、学習と実践を手探りの中でやっていくことになるので、難しい面もあるかもしれませんが、その分、スキル習得までのスピードは速まると考えます。お給料をもらいながら学べるので、非常にお得感のある学習方法であるといえます。

今の会社で異動がすぐに叶う人は限られていると思いますが、もしチャンスがあればチャレンジすることをおススメします。

6. 【独学が難しい人は】Webマーケティングスクールで学ぶ

独学では継続的に学習するモチベーションが続かない、周りに同じ学習をする仲間が欲しい、学習をサポートしてくれる環境が欲しい、といった方にはスクールに通って勉強することをおすすめします。

たとえば大手スクールの一つである「Wannabe Academy」では、授業以外にも受講生・卒業生合同の交流会や、課題発表会など同じ目標を持つ仲間と情報交換、交流する機会を多く持つことができます。また、最大8ヶ月間のサポート期間を有し、受講期間中は個別の補講が受け放題で、サポートもしっかりしているので、より良い学習環境を作りたい方にはおすすめできるスクールです。

自分が勉強するうえでスクールに何を期待するのか、どう活用したいのかを考え、その目的に合ったスクールを選択することがより効率的な学習につながるでしょう。

Webマーケティングの勉強をするにあたり、よくある質問

いざ、勉強を始めようと思ってもいろいろと疑問や不安な点も出てきますよね。ここでは、勉強を始めたての方からよく出る質問にお答えします。

忙しい社会人はどうやって時間を捻出する?

ただでさえ日々の業務で忙しい社会人にとって勉強する時間確保は大きな課題の一つです。とはいえ1日24時間以上時間を増やすことはできないため、限られた時間の中で捻出しようとすると睡眠時間を減らしたり、休日や余暇の時間を活用するなどが考えられますが、健康面やモチベーション面で継続していくには無理が生じる可能性が高いです。

今のライフスタイルを大きく変えずに時間を捻出する方法としておすすめしたいのは、
「ながら勉強」です。

テクノロジーが大きく発展した昨今、勉強に紙と鉛筆はもはや必須ではなく、スマホやタブレットがあればいつでもどこでも学習できるようになりました。たとえば、電車での通勤時間でオンライン講座の動画を視聴できますし、車での移動や散歩中での音声学習も可能です。勉強のためだけの時間を捻出する必要はなく、これまでの生活の延長で勉強時間を捻出することが可能です。

時間がとれないとお困りの方は、ぜひ、この方法を取り入れていただければと思います。

上記以外にも休日などにまとめて勉強することも必要になる場合があります。
その際、一人で勉強するのも誘惑が多くてモチベーションが上がらないという方には、「自習コミュニティ」の利用をおススメします。

  • 東京自習会
    オンライン、オフラインどちらでも参加可能なコミュニティです。ほぼ毎日イベントが開催されており、気軽に参加することができます。
  • 自習の森
    社会人向け勉強コミュニティです。チャットツールのSlackを使ってコミュニティメンバーと交流できたり、自分で自習会を主催することができます。

結構お金がかかるのでは? 無料で勉強できる方法は?

お金をかけずに学習できる方法はいくつかあります。前述の通り無料のブログサービスやSNS運用などの実践で学習することができますし、無料のセミナーも多くあります。書籍もKindle Unlimitedのような読み放題サービスを活用することで、一定の金額はかかるものの多くの関連書籍を片っ端から読むことができるのでコスパは高くなります。

さらに無料で視聴できるオンライン学習サービスも多くありますので、それらを使った勉強も可能です。

Google デジタルワークショップ

Googleが提供する無料のオンライン講座です。現在、マーケティング関連はデジタルマーケティングの基礎など8コース52講座(モジュール)あり、55時間程度の時間数です。動画で受講した後、試験に合格すれば認定証が取得できます。

Google アナリティクスアカデミー

Googleアナリティクスが学べるオンライン講座です。初心者向け、上級者向け、アナリティクス360入門、タグマネージャー基礎の4クラスが日本語で提供されています。

Googleアナリティクスは現行のユニバーサルアナリティクスが2023年7月よりGoogleアナリティクス4に全面移行となりますが、Googleアナリティクス4に対応したコースも受講可能となっています(英語のみ)。

ジッセン!オンライン

法人で1000社、個人で10,000人以上が利用する国内最大級のデジタルマーケティングに特化したeラーニングサービスです。すべての講座を視聴するには有料会員になる必要がありますが、無料会員でも十分学習できる充実の内容になっています。

独学で勉強しただけでも実際稼げるの?

実際、独学でスキルをつけて副業、独立して稼いでいる方は多くいらっしゃいます。しかし、未経験からいきなり独立して大幅年収アップは難しいので、少しでも実績を上げながら着実にステップアップしていくことが成功の近道であると考えます。

具体的には、

  • ブログやSNSを運用して経験を積む
  • クラウドソーシングに登録し、少額・小規模でも案件の数をこなして実績を積む
  • 案件での成果の品質を高めて信頼を得て、指名で継続受注を獲得する
  • 上記実績を通じて新たな顧客・案件を開拓する

このような状況をつくることで、一定の収益を安定的に出すことができるようになるでしょう。

また、得意分野(消費者向けビジネスか、法人向けビジネスか、など)や専門スキル(Webライティング、Webデザイン・LP制作、広告運用、データ分析・解析、など)を明確にし、その領域の経験・知見を蓄積することで、自身の価値を高める=単価を上げることができるので、どこで自分が稼いでいきたいのかもあわせて考えるとよいでしょう。

Webマーケティングの勉強には実践も重要

Webマーケティングの勉強には読書やセミナーなどのインプット学習だけでなく、ブログ運営やSNSなど実践を伴うアウトプット学習も重要と考えます。

ある実験で、最も効果的なインプットとアウトプットの割合は「3対7」という結果が出ており、これはつまり、アウトプットがインプットの2倍以上の時間をかけるのがよいということになります。特に、Webマーケティングの領域では、このアウトプットの比率をもっと高めてもよいかもしれません。それほど実践は重要です。

なお、Webマーケティングスクールの「Wannabe Academy」では、「実務経験が積める」スクールとして、学びと実務経験を同時に実現できる実践特化型カリキュラムを提供しており、希望者は受講後に企業のマーケティング担当として 3ヶ月間実務を経験することもできますので、より実務に近い実践をしたいという方にはおすすめのスクールです。

Webマーケティングスクールのオンライン個別相談会

まとめ

Webマーケティングの勉強は、書籍やセミナーのほか、Webでの情報やオンライン学習サービスも充実しており、独学でかつお金をかけなくても学習できる環境は十分整っていると考えます。

独学だけでは継続的に学習するモチベーションが維持できない、一緒に勉強する仲間が欲しい、学習サポートが欲しいといった方はWebマーケティング専門のスクールを検討してもよいでしょう。

独学でもスクールでも重要なのは実践を通じたアウトプット学習であり、それらを取り入れた学習内容にすることを心がけましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆様のWebマーケティング学習の参考になれば幸いです。

Webマーケティングスクールのワナビーアカデミー

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この記事を書いた人

Wannabe Academy29期生。ビジネスコンサルタントとして働きながらWebマーケターとの2足のわらじを履くべくマーケティングについて勉強中。3男児の父。ワン子(ミニピン)もいます。

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