【未経験OK】トランスコスモス株式会社×Wannabe Academy会社説明会レポート
2023年2月17日、国内外171拠点でデジタルマーケティング事業を展開している「トランスコスモス株式会社」様による「MAプランナー職採用説明会」が開催されました。お話しいただいたのは、MAプランナーの配属先である「デジタルインタラクティブ事業本部」の小金井正浩さん。「MAプランナー職」とはどんな職種なのか、また、Webマーケティングスキルをどう業務に活かせるのかなどについて、語っていただきました。
求職者の方はもちろん、年々需要が高まっている話題の「マーケティングオートメーション(MA)」について知りたいという方も、ぜひお読みください。
「トランスコスモス」ってどんな会社? 人材募集の背景は?
1966年に創業したトランスコスモス株式会社様。拠点は全国各地に68ヵ所を構え、海外でも中国、韓国、ASEAN各国、アメリカ、ヨーロッパ各国に103ヵ所と、グローバルに活動している企業様です(2023年1月現在)。
トランスコスモスは、優れた「人」と最新の「技術力」を融合した高付加価値のサービスで「コンタクトセンター事業」「デジタルマーケティング事業」「EC事業」「BPO事業」「グローバル事業」を展開している企業です。
今回の説明会は、デジタルマーケティング事業領域の「MA」の需要拡大に伴い、「MAプランナー職」の採用に力を入れたいとのことで開催いただきました。未経験応募も可能なため、WebマーケティングスクールWannabe Academy(ワナビーアカデミー)の受講生・卒業生のほかに一般求職者の方も含め、20代・30代を中心に多くの方が説明会に参加されました。
今注目の「MA」職とはどんな職種? トランスコスモスのMAプランナー
説明会では、トランスコスモス株式会社のMAプランナーが活躍している「デジタルインタラクティブ事業本部」の小金井さんにお話しいただきました。
「MA」とは?
「MA」とは「Marketing Automation」の略で、「マーケティング活動を自動化する仕組み」のことを言います。
消費者は多様な情報の中から、無意識に自分に必要な情報を取捨選択しています。企業は商品の情報を発信するものの、消費者にとって必要な情報を、適切なタイミング・適切な場所で届けないと、たちまち見落とされてしまいます。一方で企業が多様な消費者に個別の対応を行うことは、非常に労力のかかることです。
そこで生まれたのがMA(Marketing Automation)です。
MAは「誰に」「何を」「いつ」「どうやって」届けるのかを「シナリオ」としてMAツールに設定することで、自動でシナリオに沿った情報発信が可能となります。これにより、消費者は必要な情報をスムーズに得ることができ、企業はマーケティング活動の質と効率を上げ、収益の向上や、消費者との良好な関係を築くことが可能になります。
たとえば「観光スポットに遊びに行きました!」とスマートフォンで撮影した写真がツイートされていた場合、そこからは様々な情報が得られます。
<得られるデータ(例)>
- 撮影機種
- 撮影日時
- 緯度・経度情報
- スマートフォンのキャリア など
このデータを使うと、「この人が使っているスマートフォンは3年前の機種だから、そろそろ新しい機種を欲しがっているのでは」「この写真が撮影されたのは平日昼間だから、平日限定の旅行プランにも興味があるのでは」など、マーケティングにつなげることができます。
インターネット上にはこうしたマーケティングに活かせるデータが溢れていますが、そうしたデータを手作業で分析したり、施策を一つひとつ企画したりするのは物理的に不可能です。膨大なデータが手に入る時代だからこそ、マーケティングを自動化できる仕組みづくりのニーズが高まっているのです。
「MAプランナー」とはどんな仕事?
「MAプランナー」とは、「マーケティング活動の自動化のプロフェッショナル」として、データを活用した施策の立案からツール設定、その後の運用改善まで、クライアント企業に伴走しながらサポートする仕事です。
<MAプランナーの役割>
- データの理解・加工:収集したデータがどのようなものなのか内容を理解し、使える形に加工する。
- シナリオの企画・設計:どんな属性の人たちに対し、どんな施策やクリエイティブが効果的か考え、実装設計を行う。
- ツール操作・実装:MAを実現するため、ツール上で設定値の入力などを行い、運用結果に応じて適宜改善を行う。
トランスコスモスのMAプランナー職の特徴は?
トランスコスモスのMAプランナー職の仕事は、代理店を通さずクライアント企業と直接契約するケースがほとんど。ビジネスパートナーとして、担当者の方と直接コミュニケーションをとりながらMAの活用を進められる点は大きな魅力です。
また、業界最大手企業として多様な業種・業態の支援を行っているため、幅広いバリエーションのシナリオ知見に触れることができます。
安心して働ける環境と、成長できる社内制度
トランスコスモスには、未経験でMAプランナー枠に採用されたメンバーのために、約1ヶ月間、専用のMAトレーニングプログラムが設けられています。
PCセッティングなどの環境準備や会社組織の説明、本部全体の業務の流れといった「働く上での基礎知識」を学べるのはもちろん、マーケティングの基礎やMAの概要、各MAツールの使い方といった「実践スキル」についても、実習やテストを行いながら身に付けられます。プログラムの最後には、MAスケジュール管理、レポート作成、Web解析といった実務研修も行うので、スムーズに業務に移行できる仕組みが整っています。
<未経験からのキャリアアップ例>
- MAトレーニングプログラム(約1ヶ月)
↓ - MAオペレーター
↓ - MAプランナー
↓ - MAアーキテクト(MAの設計に特化した専門職)
- マネージャー(MA以外のサービス領域も含めて管理)
- CXプランナー(MAスキルを活かしてカスタマーエクスペリエンスを向上) など
また、メンバーの成長には業務内での経験が最も重要とする一方で、本部としても個人の自己実現を支援する制度が用意されています。
<キャリア開発支援(一部抜粋)>
- セミナーファンディング
社員同士の知見共有のため、「知りたい人」と「教えたい人」をつなぐプラットフォームを用意。登壇者には評価によりインセンティブを支給。
- キャリア相談室
国家資格を保有する専属のキャリアコンサルタントが話を聞き、直属のラインとは異なる第3者の立場でキャリアを中心とした悩み相談をフォロー。
他多数
MAのみに特化するのではなく、自分の興味関心や得意領域に合わせてキャリアパスが描けるのは魅力的ですね。
求職者からの質問に担当者が直接回答! 質疑応答
説明会の参加者からは、今回のMA職募集について様々な質問が寄せられました。その中から一部をご紹介します。
――MAプランナーの代表的な1日のスケジュールが知りたいです。
小金井さん:一連のMA業務の中でどのタスクを担当するかによって、1日の仕事内容は変化します。たとえば、ターゲットをどうするか、どんなシナリオでマーケティングを行うのかなどを検討する段階ではミーティングが多めになりますし、実際にシナリオが固まってプランが走り始めたあとは、作業の割合が高くなってきますね。
――どの程度の裁量権を持って働けますか。
小金井さん:「いつまでに何をどうすべきか」という与えられた指示範囲の中であれば、時間の使い方は自由です。クライアントからの最終的な希望納期などを元に、プロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)から具体的な作業項目を割り振られたあとは、その指示に基づいて自分でスケジュールを組みながら作業を進めていきます。
――人事評価のポイントや、社内で活躍している人の特徴を教えてください。
小金井さん:評価は年に2回行われます。半期ごとに上長と話し合って決めた自分の目標に対して、その達成度合いで評価が決まります。あくまで「目標の達成度合い」が評価ポイントになるので、主体的な人たちばかりが評価が高いわけではありません。
ただ、定められた目標や指示をその通り実行することは大前提ですが、その指示内容に対して「主体的」に取り組む姿勢は大切です。社内には研修の機会もたくさんあるので、自分自身の役割や目標にしっかり向き合い、学びながら自走できる人は結果も出せるし、活躍していると感じます。
また、チームで行う仕事が多いので、周りの人と協力したり、情報共有などの連携を意識したりすることも重要です。「自分ひとりでは対応しきれないかもしれない」という場合も「チームの力で完遂させる」という視点を持って、早めに軌道修正に向け行動できることが大切ですね。
――社内に未経験転職の方はいますか。どんなキャリアを歩んでいるのでしょうか。
小金井さん:MAプランナー職はもちろん、デザイナー、コーダー、ディレクターなど、未経験からスタートして活躍中のメンバーはたくさんいます。入社時と3年後で同じポジションにはいてほしくないという考えから、定期的にジョブローテーションを行っていますし、先ほどもお話ししたように社内には成長の機会がたくさんあるので、仕事を通じて経験を積んで、いろいろなキャリアを目指してほしいと思っています。
実際、未経験からスタートしたのちに専門性を高めてスペシャリストとして活躍するメンバーもいますし、プロジェクトリーダーをしている人、部長や課長など管理職についている人もいます。「未経験転職」というとハードルが高く聞こえるかもしれませんが、「誰でも最初は未経験」です。ぜひ尻込みせずに飛び込んでいただきたいですね。
――副業はできますか。
小金井さん:全社的には副業禁止ですが、今回募集しているMAプランナーの配属先であるデジタルインタラクティブ事業本部では、副業制度をトライアル運用中です。副業事務局に申請して、承認されれば副業が可能になります。ただ内容によっては承認されないケースもありますし、トライアル運用中ということもあり、今後どこかのタイミングで廃止される可能性もあります。
――社内にWannabe Academy卒業生はいますか。スクールで学んだことが業務で活かせるのか知りたいです。
小金井さん:今回募集しているMAプランナーの配属先であるデジタルインタラクティブ事業本部には在籍していないですが、隣の部署の「デジタルエージェンシー事業本部」には、複数の方が在籍しています。WebマーケティングやWebデザインなど、Wannabe Academyの講座で学べる内容は、当社のデジタルマーケティング事業に大いに活かしていただけるはずです。
初めての転職、未経験での転職はWannabe Careerが安心
「誰でも最初は未経験者」という言葉が印象的だった今回の会社説明会。担当業務のローテーションにも積極的なことから、「仕事を通じてキャリアを実現してほしい」という思いが伝わってきました。
とはいえ、やはり異業種・異職種への転職という新しいチャレンジに、不安や心配ごとはつきものです。Web業界・広告業界専門転職エージェント「Wannabe Career(ワナビーキャリア)」では、初めて転職活動をする方や、業界特化型の転職サービスを受けたいという方、30代以上の転職希望者などに対して、幅広くサポートを行っています。
「自分がWeb業界に向いているのかどうかわからない」といった悩みにも寄り添ってご相談に乗っていますので、少しでもキャリアに迷っている方は、ぜひ一度お話を聞かせてください。