Webマーケティングで転職するなら、 支援会社と事業会社 どっち?

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Webマーケティングで転職を考える時、「支援会社」と「事業会社」どっちがいいかな…?と悩まれている人の声をよく聞きます。特に、まったくの異業種からの転職ともなれば、判断に迷う選択です。

今回は、事業会社と支援会社のWebマーケターでは何が違うのか、メリット・デメリットなどを解説していきます。後半には、実際に両方をご経験された方のインタビューもありますので、ぜひ参考にしてください。

目次

支援会社、事業会社とは


支援会社は、その名の通り、顧客企業の事業を支援すべく、
課題解決のための分析や改善提案などを行い、経営に貢献する会社です。広告・IT業界においては、広告代理店やコンサルティング会社、SIer※などになります。

一方、事業会社は自社が中心となってマーケティング活動を行い、商品やサービスを展開する会社です。各業界のメーカーや販売会社、通信会社などになります。

※SIer(エスアイヤー)…顧客企業のシステム開発に関わるすべての業務を請け負う企業 

支援会社と事業会社の違い


①得られるスキル、②視点、③メリット・デメリットの3つの点で比較していきます。

  得られるスキル

支援会社のWebマーケターは手法の専門性が養われます。例えば代理店といえども、ほとんどが何かしらに特化しています(調査やPR、Webサイト構築など)。わかりやすい特徴を出し、顧客企業に選ばれようとするからです。そのような会社の社内では、同僚マーケターもいるなか、さらに個の特徴を磨いていくことになります。そして、その際立った個のスキルを用いて、さまざまな業種の顧客の課題解決を扱っていきます

事業会社では、主に戦略面のスキルが強化されていきます。支援会社との大きな違いは、当たり前ですが、自社の商品・サービス・顧客に深く関わること。最終的にどうしたら自社の売上目標を達成するか、いわゆる4P(Product、Price、Place、Promotion)などを用いて、Web戦略設計をじっくりと考えます

 

  視点

支援会社である代理店やコンサル会社にとって、顧客からどう「広告費」や「コンサル料」をいただくかという視点になります。もちろん、顧客の支援を通してという大前提ですが、やはり、「どう使ってもらえるか」「どう削られないか」を無意識にも考えがちです。
事業会社においては、「コスト」が重要になります。費用に限らず、打合せや報告を受けるといった、コミュニケーションで生じるものもコストです。事業会社におけるマーケティング担当は、他の、事業のコアとなる部門(営業や販売など)と比較して非生産部門ということで、いかにコストを抑えて役割を果たすかという責任とプレッシャーを負うことになります。
 

③メリット・デメリット

支援会社のマーケターであるメリットは、

・専門性が養われる
・最新の情報が得やすい
・多くの業界・業種の商品、サービスに関われる

 デメリットは、

・ひとつの案件にいつまでも深くは関われない
・データを自分でとりにいけない
・最終的な決定と実行はクライアントにある


事業会社のメリットは、

・ユーザーの声を直接聞ける
・事業のWeb戦略設計から最終の実行までできる
・直接細かなデータをとれる

デメリットは、

・他業務もあり、本来のWebマーケティングにかける時間が少ない
・Webマーケティングの最新情報は自ら調べないと入らない
・分かりやすい専門性は身に付けにくい

支援会社に向いている Webマーケター、事業会社に向いているWebマーケター


以上のような違いを踏まえ、それぞれ、向いている人を考えてみました。

支援会社に向いているWebマーケター

・人の役に立つのが好きな人
・情報に敏感な人
・判断がスピーディで器用な人


事業会社に向いているWebマーケター

・じっくり深堀り型の人
・全体がやりたい人
・安定志向の人 

Webマーケティング職の求人の割合


さて、では、求人の割合はどちらが多いのでしょうか。
やはり代理店なのか、それとも、昨今のWebマーケ人材の需要急増から、案外事業会社が多いのか。実際に調べてみました。
某大手転職エージェントで調査したところ、その結果は、支援会社8:事業会社2。
メディアやコミュニケーションプランを使ってクライアントの課題解決を図る広告会社の求人が多く見られました。

ちなみに、詳細な数字ではないですが、ざっくり、Wannabe Academy卒業生の転職先の割合も同じくらいとのことです。

 

ここまで、いろいろと違いをお伝えしてきました。

しかし、会社の規模でも状況は違ってきます。例えば、代理店でも5~6人の少人数のベンチャーであれば、営業やその他の雑用も兼ねたりしてWebマーケターとしての専門性を早期に深めるのは難しい場合もありますし、事業会社のWebマーケティング担当でも、大企業なら予算を掛けて、戦略策定~最終の実行まで支援会社に任せているところもあります。

このように転職活動では、これまでにお伝えしてきた一般的な違いのみならず、応募企業の規模や業務内容の詳細も把握しておくことが重要です

経験者インタビュー


支援会社と事業会社、実際に両方を経験されたWannabe AcademyのTさんに、そのいきさつや、経験されたことなどについてお話をお聞きしました。

 

―――どのような流れでご経験されましたか。

はじめに、主に漫画を使ったWebマーケティングでクライアントの課題解決の支援をしていました。
私は営業チームが獲得したクライアントと打ち合わせをし、クロージングと、その後のLPやバナーのディレクションから運用(実行)までワンストップで行っておりました。
そんな支援を2年ほど経験した後、このWebマーケティングスクールWannabe Academy事業を立ち上げました。
立ち上げ当初はカリキュラムの作成や講師として登壇し、現在では集客担当として各種セミナー、LPの改善から広告運用、メディア運用まで幅広く行っています。
同じWebマーケ業界でもクライアントを支援する立場から、事業会社としてのマーケターになり約2年半ほどが経ちました。


―――キャリアプランとして、支援側と事業側、両方やりたいお気持ちがあったのでしょうか。

いえ、正直特に事業側を経験してみたいという強い気持ちはありませんでした。
ただ、その時々、「求められることに柔軟に対応して変化していきたい」というマインドは常にありました
企業のWebマーケの必要性が高まってきている中、さらにコロナが追い打ちとなり、Webマーケター不足が深刻さを増してきていました。
支援側として、さまざまなクライアントとお取り引きして成果を出していくこともやりがいではありましたが、それよりも、「時代に求められているのは、マーケターの数を増やしていくことなのでは?」という結論にたどり着いたのです。
そして、私たちが蓄積してきた知見を元に、Webマーケターを育成する研修期間のようなサービスを立ち上げようと思い立ったのが、Wannabe Academyのきっかけ=支援会社から事業会社側へと切り替わったきっかけです。

  

―――実際、事業側になってみて、いかがでしたか。

支援会社の主な役割はクライアントの商材をどの媒体で、どんな訴求で広告するかを考え抜き、売上という形にしていくことです。
もちろん数字がすべての厳しい世界ですが、いろんな業界・商材を広く知れて、多くのクライアントと関わりが持てたのが良かったと思います。「どんな商品でも自分は売れる」と思える力がついたと言いますか。
一方、事業会社のWebマーケターの役割は、「そもそもこの商材の価値とは」「世の中のどんな課題を解決するのか」「ユーザーが求めていることはなんだろうか」と考えて施策を実行し売上拡大を目指します。
1つの商材ととことん向き合い、プロモーション設計、時には営業に近いことも行いますので、その商材に愛情がないとなかなかできないことですが、より経営者の視点に近い仕事ができる環境だと思います。
支援会社でマーケターとしてのスキルを磨き、事業会社のマーケターとなってから、広い視野と総合力を手に入れた、という感じでしょうか。

 

―――どっちがいいのだろう?と迷われている方にアドバイスをいただけますでしょうか。

Webマーケ未経験者であれば、最初は支援会社に行くことを私はおすすめします。
おそらく、未経験の皆さんはWebマーケターとしてどんな仕事がしたいか?と聞かれても具体的に思い浮かぶ方は少ないのではないでしょうか。
前述の通り、支援会社はいろんな商材、媒体を扱います。そうすると、自分が何に向いていて、何を今後軸としてキャリアを積んでいきたいのかが、自ずと見えてくるはずです

例)ウェブ広告よりも、SEOをメインでやりたい
  ファッション系の事業会社に行きたい など

そういった意味では、将来の選択肢を広げるためにも、まずは支援会社で3、4年経験を積むのが良いのではないでしょうか。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

総合すると、まずは支援会社でのスタートが良さそうですが、先述した通り、その支援会社にも種類はいろいろとあります。代理店とコンサルでもまた違ってきます。実際に複数社に内定をもらって、迷われたうえで決められる方もいらっしゃいます。

 

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【27歳未経験】接客スタッフからWebマーケティング業界へ転職!
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その際に、やはり少しでも自分の興味のある分野、適性を実感できていると決めやすいでしょう。事実、Webマーケティングも、大きくは戦略思考と広告運用、さらにその中でもフレームワークや手法が多数あります。スクールをうまく利用して、自分の「これ、面白いな」と思えることを見つけてみませんか。

WebマーケティングスクールWannabe Academyには、転職をサポートするワナビーキャリアがあります。「アドバイスをもらったことで転職活動が順調に進んだ!」「自分自身の市場での評価も分かった!」など、「使わない手はない」というお声もいただいております。

 

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Webマーケティングスクールのワナビーアカデミー

この記事を書いた人

Wannabe Academy16期生。紙媒体の広告制作会社で編集として20年働く中で、数値で根拠が示せるWebマーケに憧れる。学習と実務の経験を経て、年内10万円を目指し副業にトライ中!

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