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子供が2歳、3歳くらいになるとそろそろ何か習い事を始めさせたいと思う方も多いのではないでしょうか。そして、せっかくだったら子供の将来にとってベストな習い事を選びたいと思う方がほとんどだと思います。
けど、いざ何を習わせるかと考え始めると、色々ありすぎて、どれが良いのか選ぶのがとても大変です。
そんな中、私が子供のはじめての習い事に一番ピッタリだと思うのがバレエです。女の子の習い事のイメージですが、男女問わずお勧めの習い事です。この記事では子供にバレエを習わせることのメリットについてご紹介していきましょう。
子供の習い事を考えるのって本当に難しいですよね。
子供がやりたいことをやらせてあげるのが一番だと思いますが、2歳、3歳ではその時の気分でも好き、嫌いがすぐに変わるのでより難しいです。そして、どうせ習わせるなら子供の将来の為になることを習わせたいと思う方も多いと思います。
「これからは国際社会で英語は必須だから、英語が良いかな」
「音楽センスを身につけさせたいからピアノが良いかも」
「始めやすいのは水泳かな」
「男の子だし空手かな」
金銭的・時間的に余裕があればあれもこれも習わせてあげることもできると思いますが、なかなかそういう訳にもいかないのが現実です。
そういう点でバレエというのは、バレエ一つを習う事で、非常に多くのことを同時に習得できます。そして、将来的に子供がやりたいことを見つけて、新しいことを始めることになっても、バレエをやっていればおそらく新しいことに対しても素早く順応できる基礎が身についてるでしょう。では具体的にバレエを習うことで何が習得できるか見ていきましょう。
子供がバレエで学べること
【その1. 音楽性・表現力】
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バレエは、さまざまな音楽に合わせて、物語をダンスのみで表現することが特徴です。
子供のレッスンでは音楽に合わせて体を揺らしたり、手拍子をしたり、一緒にマーチをしたり、リズム感を養えます。そして、バレエで使用する音楽はクラシック音楽が多いですが、映画の曲やアニメ、最新のPOPソングなどをバレエ風にアレンジした音楽も使用するので、非常に幅広い音楽に触れるという点で音楽性が身につきます。
また、音楽の特徴を感じながら「うさぎさんの真似をしてみよう」「蝶々になってみよう」などと何かを演じたり、喜びや怒りなどの感情を体で表す練習も行うので、表現力が身につきます。
【その2. 教養】
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バレエはダンスの中でも歴史が古く、イタリアのメディチ家のお姫様がフランスのアンリ2世に嫁いだ際に、イタリアからフランスに持ち込まれ、ルイ14世がそれを広めたという歴史があります。
ただそんな難しいことはわからなくても、バレエの物語は「ロミオとジュリエット」「眠れる森の美女」「不思議の国のアリス」「アラジン」など映画化されているものも多いので、映画から入ることで小さいお子さんでもバレエを身近に感じやすいです。
バレエの物語、音楽、歴史、衣装などに小さい頃から触れていることで、いつの間にか教養を身につけることができます。文化的な教養は、これからの多様性が求められる社会でさまざまな国籍や年齢の方と話すときにも非常に役に立ちます。
【その3. 国際性】
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これは意外と知られていないですが、バレエはフランスで発展したことからレッスン用語はフランス語が使われます。日本でバレエを習っても、世界中のどこでもレッスンを受けれることができますし、踊ることができるのです。ダンスというのは体を使った共通言語ですので、そういう意味で国際性も身につきます。
【その4. 協調性】
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子供のバレエのレッスンでは、他の子供達と一緒に手を繋いで踊ったり、他の子供が踊っているのを見たり、その間待っていたり、他の子供達と一緒に練習を行います。また、発表会などの舞台では、一つの作品を作っていく中で、隊列を組んだりもするので、協調性も身につきます。
【その5. 柔軟性・綺麗な姿勢】
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バレエでは綺麗な姿勢で踊ることが求められます。現代の子どもたちは携帯で動画を見たりすることも多く、姿勢が悪くなりがちで、小学生でも肩が上がらず四十肩になる子もいるというほどです。そういう時代の中で、小さいときに綺麗な姿勢の習慣を身につけることは非常に大事だと考えます。
また、バレエでは、足を広げたり股関節の柔軟性を高める必要があることからレッスンでもストレッチを行います。これも習慣化することで柔軟性が向上し、他のスポーツをやる上でも技術向上や怪我予防の観点からも非常に重要になってきます。
まとめ
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いかがでしたでしょうか。バレエはダンスであり、芸術でもあります。今回ご紹介しきれなかったバレエの魅力はまだまだありますが、バレエ1つ習う事で子供が非常に多くのことを学べることをわかっていただけたのではないでしょうか。
バレエを習うのはお金がかかるというイメージもありますが、意外と子供の頃のバレエは他の習い事と比べてすごく高いわけではありませんので、ぜひ一度は見学に行かれてはいかがでしょうか。
そして、最近は大人になってから始める大人バレエも流行っていますので、今からでもお子さんと一緒にバレエを始めて、親子バレエをするのもお勧めです。
「バレエはちょっと・・・」と思われる方には、日本ではあまり馴染みがないですが、パリやニューヨークなどの欧米ではヨガやピラティスと同様に流行っているバーオソル(フロアバレエ)がお勧めです。バーオソルは究極の体幹トレーニングとも言われていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。