※この記事はPRです。
写真は、後処理(補正)はしていません。
この記事を読めば、あなたもこのような写真を撮影できるようになります。
プロカメラマンに頼む必要はありません、自分で撮影しましょう!
私は、12年間で3000棟以上の住宅を撮影してきた住宅専門のプロカメラマンです。
さて、住宅撮影を始めるために必要なものをご紹介します。
■必要な機材
今回使用した機材
・レンズ交換式カメラ : Canon EOS 5D Mark III
・広角レンズ : Canon EF16-35mm F4L IS USM
・三脚 : SLIK ライトカーボンE 84H(ハイアングルまで撮影対応)
コストと手軽さに注目
ここで一つ注目ポイント。
私が使った「レンズ交換式カメラ」と「広角レンズ」ですが、中古市場を活用すれば、それぞれ8万円程度で手に入れることができます。
合計16万円?! 高いと思うかもしれませんが、プロカメラマンに依頼すると1棟あたり5万円はかかるので、実は4棟撮影すれば、投資した分は回収できる計算になります。
「SLIK ライトカーボンE 84H」の三脚はハイアングルまで撮影が可能です。
違うメーカーでももちろんOK。極力、高くまで伸ばせる三脚にしましょう。
「でも、いきなり機材を買うのは不安…」そんなあなたには、まずはレンタルをおすすめします。気軽にチャレンジできますよ。
では、さっそく撮影に挑戦していきましょう!!
■注意する点は4つ
・三脚を使う : カメラを固定させてブレのないクリアな写真が撮れます。
・セルフタイマーを使用する : 2秒のセルフターマーを使用することで、シャッターを押した微振動がおさまった状態で撮影できます。
・水平垂直を心がける : 住宅や建物は基本的に水平と垂直の線で構成されています。これらの線が写真内で歪んでいると、不自然な印象を与えます。
・フラッシュはたかない : 自然光を活用して空間の温かみや実際の雰囲気を捉えるためです。フラッシュの強い光は影を強調し、不自然な照明効果を生み出すことがあります。
水平垂直を取るには、内蔵またはホットシューに取り付ける水準器を使用しましょう。
■基本設定
基本設定はこれだけ!
■いよいよ撮影開始!
【リビング・ダイニング】
カメラの高さについては、1200〜1500mmの間でベストアングルを見つけるのがコツです。
この高さは、部屋のバランスを保ちつつ、心地よい視点で住宅の魅力を引き出すことができます。まるでその部屋で日常を過ごしているかのようなリアルな感覚を、写真に映し出すんです。
撮影時には、可能であれば家具を配置してみましょう。
家具があると、空間が生き生きとし、部屋の動線や暮らし方のイメージが湧きます。
これは住宅の魅力を引き出し、強い印象を残すための重要なポイントです。
【畳コーナー】
三脚をちょっと下げて、ローアングルから撮影してみましょう。
そうすることで、畳の質感や、部屋の広がりをよりリアルに、そして魅力的に伝えることができます。
今度はちょっとした注意点です。
下の方まで入れたいときは、ついつい見下ろす角度で撮影したくなることがあります。これ、絶対NGというわけではないのですが、広角レンズ特有の歪みが強調されてしまいます。
パースを強調する狙いがない限りは、控えた方が無難です。
カメラを水平垂直に保つようにすれば、ぐっとプロっぽい写真に仕上がります。
【トイレ】
トイレを撮る際は、特に指定がなければ縦アングルがおすすめです。
縦アングルだと、トイレを高く、広く見せることができます。特に狭いスペースでは効果的です。天井から床までを映し出すことで、トイレの機能性や、ペンダントライト、ハンドルやタオル掛けといったアクセントもしっかり捉えられます。
これらの小さな要素が、トイレの印象を強化します。
【洗面化粧台】
洗面化粧台を撮る際は、特に指定がなければ縦のアングルで撮影するのがベターです。
縦アングルは洗面台の長さと機能性を強調し、空間をよりスタイリッシュに、そしてすっきりと見せるからです。
縦で撮ると、鏡の映りから収納スペースまでしっかりと捉えることができます。
【浴室】
鏡がある場合、自分自身やカメラが映り込まないように位置を調整します。
【寝室】
寝室は、クローゼットの扉を閉じた状態と開いた状態を撮影することで、部屋の使い方や収納スペースの広さを強調できます。これにより、見る人に対して、空間の可能性を想像させることができます。
寝室の撮影では、ただベッドを撮るだけではなく、クローゼットを使ったビフォー・アフターを試してみてください。そうすることで、その部屋の多様性や機能性を、写真で表現できるはずです。
【玄関】
通常、石畳や上がり框(あがりかまち)など、玄関の「迎える」役割を強調したショットを心がけます。でも、今回はちょっと違うアプローチです。
玄関にある手洗いスペース。これは、家族や来客が最初に目にする機能的なスペースであり、その家の「顔」とも言える部分です。
今回は、手洗いスペースにフォーカスして撮影することで、その家の個性を伝えることができます。
【外観撮影】
ハイアングルから水平垂直を意識して撮影します。
ハイアングルはローアングルに比べ、庭・アプローチ・駐車スペースなど、外構全体を立体的(広範囲)に撮影できます。
まとめ
この記事では、初心者でも住宅を撮影できるコツを紹介しました。
三脚の使用、適切なカメラ設定、撮影アングルの選び方など、基本をカバー。
これで、あなたもプロ並みの住宅写真を撮ることができるようになるはずです。
撮影を重ねるごとに、「もっと上手く撮りたい」「もっと美しく仕上げたい」という思いが芽生えるでしょう。
そうなったら、次のステップへ進むときです。
RAW現像や補正、フィルターの使用など、さらに多くの技術を学びましょう!