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春の梅や桜、夏の祇園祭、秋の紅葉。観光シーズンの週末に京都観光を考え、ガイドブックや観光案内サイトを使って情報収集することが多いでしょう。
京都の有名寺社は、街の北側、東側に主に点在します。新幹線や在来線で最初に京都駅に降り立ってすぐにバスや地下鉄、タクシーを使って移動、ということが多く、京都駅周辺の観光は検討せずに帰路へ、という方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、京都駅から徒歩圏内にも観光スポットは意外とたくさんあります。京都駅に近いと、少し空いた時間にちょっと訪問する、ということもしやすいでしょう。
オススメの京都駅近の観光スポットの中で、特に空いていて混雑に煩わされにくい4箇所をご紹介します。
せっかくの週末旅行、ゆったりと良い思い出をつくりましょう。
西本願寺
御影堂 阿弥陀堂 唐門
西本願寺は京都駅から歩いて15分ほどのアクセスです。烏丸通に面する門をくぐると、お寺の中心建築で、重要文化財に指定されている御影堂、阿弥陀堂が目の前に立っています。それぞれ17世紀、18世紀に建造され、2014年には国宝に指定されています。
お堂だけでなく、出入り口にある門もぜひ見ていってください。西本願寺の東側に通る堀川通には、御影堂門、阿弥陀堂門、御成門があり、敷地の南側には唐門があります。建造された時代がそれぞれ違い、建築の造り、装飾や細工も異なっています。特に唐門は桃山時代の荘厳な装飾彫刻が施されています。
東本願寺
御影堂 阿弥陀堂
東本願寺は、京都駅から烏丸通を北に歩いて7分程度のアクセスです。烏丸通に面する門をくぐると、目の前には、お寺の中心建築で重要文化財に指定されている御影堂と阿弥陀堂が立っています。御影堂は世界最大級の木造建築で、現在の建物は明治28年に完成しました。その南側に立つ阿弥陀堂は、ご本尊に阿弥陀如来を安置し、同じく明治28年に再建されたお堂です。どちらも「平成の大修復」と呼ばれる大規模な修復工事が行われていましたが、平成27年に無事終わりました。
菊の門
阿弥陀堂の正面に立つ阿弥陀堂門から烏丸通に沿って敷地を北に少し移動すると菊の門があります。明治11年に造営され、2011年に有形登録文化財に指定されました。東本願寺は幕末の蛤御門の変で多数の建物が被害を受けましたが、菊の門は、その復興の一環として建てられました。名前のとおり、扉には大きな菊紋があり、それ以外にも細部にこだわった多数の彫刻が施されています。
渉成園
京都駅から北東方向に歩いておよそ8分の距離にある渉成園は、東本願寺の飛び地境内です。3万平方メートルある日本庭園で、春は梅や桜、夏には菖蒲、秋は木々の紅葉など、四季折々の自然が楽しめます。
園内には立派な茶室、お堂などが点在しています。建物の中には入ることができませんが、庭園を回りながらゆっくりと花木のバックにある外観を見てまわりましょう。3月から5月の参観がおすすめです。見事な枝垂れさくら、池の睡蓮、甘い香りのツツジなどが、人で混雑することなく、ゆったりと鑑賞できます。参観には、500円以上の寄付金を納めます。
市比賣神社
市比賣神社(いちひめじんじゃ)は河原町五条の交差点近くにあり、京都駅から北東に歩いて15分程度のアクセスです。また、地下鉄線五条駅から10分、京阪線清水五条駅ですと5分程度歩くと到着します。
ご祭神に五女神をお祀りしていることから、女性の守り神とされ、女性のあらゆる願い事に対してご利益があるとされています。また、全国的にも珍しく「女人厄除け」の神としても知られ、厄除け祈願で訪れる女性参拝客も大勢います。
天之真名井
神社内にある清水は、天之真名井(あめのまない)として知られています。古くから「雨の名水」とも呼ばれ、多くの人がこの清水を求めて訪れて手を清めたり、身を清めたりする場所として利用されてきました。また、絵馬を掛けてご神水を飲んで手を合わせると心よりの願い事が一つだけ叶う「一願成就の井戸」と伝えられています。
カード塚
本殿の東側にまわるとカード塚が立っています。神社では、昔境内にあった官営市場で出店許可の鑑札を発行したことにちなみ、カード型のお守り「ハッピーカード」を授与しており、カード塚はそのお守りを納めることができます。このお守りのほかに、期限切れや使用済みのカードも納められますので、手元の財布に眠るカード類を祓い清めて供養して行きましょう。
京都の歴史に親しむ散策、せっかくなら着物を来て楽しみませんか。
まとめ
京都駅周辺は京都の玄関口で商業施設が多数並び、最近は大学が移転するなど再開発も活発ですが、一方で、歴史的な建造物や庭園が並ぶ、情緒あふれるエリアです。デパートや飲食店を訪問がてら、ゆっくり散策することをオススメします。