飲食店でもマーケティング! 集客アップに利用しよう
飲食店の利用者数を増やしたいと思ったら、Webマーケティングが効果的です。
この記事では、「もっと知名度を高めたい」「たくさんの人に食べに来てほしい」と考えている飲食店経営者の方や店舗スタッフの方を対象に、「Webマーケティングが集客に役立つ理由」と「具体的な施策」についてご紹介します。
他店と差のつく「行列のできる飲食店」を目指したいという方は、ぜひ最後までお読みください!
飲食店の集客にWebマーケティングが必要な理由
なぜ、飲食店の集客にWebマーケティングが必要なのでしょうか。
それには3つの理由があります。
理由① スマートフォンでお店を探す人が多いから
「今度〇〇駅の近くで友達と食事したいな」と思ったとき、または「出先でちょっとカフェに寄りたい」といったとき、多くの人はまずスマートフォンで「〇〇駅 ランチ」「近くのカフェ」などと検索するでしょう。そして検索結果に表示されたサイトを見て、どのお店に行くかを決めるはずです。
つまり、自分のお店の情報をWebの検索結果にうまく表示させれば、「どこかいいお店ないかな」と迷っている人たちを「このお店に行ってみよう」と促すことができるのです。
理由② 飲食店は競合が多いから
飲食業界は「競合が多い」という特徴もあります。中小企業庁による各業態の開業率・廃業率の調査では、飲食サービス業はともにトップに属していて、非常に競争の激しい業界だということがわかります。
数ある競合の中から自分のお店を選んでもらうためには、効率よく認知してもらうための仕組み作りが非常に重要です。Webマーケティングを行うことで、「日頃から飲食店情報をよく検索している人」「特定エリアのランチ情報を検索している人」など、来店してくれそうな人たちに絞ってアプローチすることができます。
理由③ お店独自の情報提供が求められているから
お客様の「お店探しの目的」が幅広い点も飲食業界の特徴です。
「クライアントの接待で使う店を探している」「家族でサクッと食事できる店をすぐに知りたい」といった「シーン別」に探す場合もあれば、「和食が食べたい」「イタリアンが食べたい」など「ジャンル別」に探す場合もあるでしょう。こうした「お客様が知りたい情報」をしっかり発信することが「選ばれる店」のポイントです。
飲食店選びで比較・検討されやすい情報
- メニューの内容
- 価格帯
- 立地エリア
- 営業時間
- 客層
- お店の雰囲気
他にも「季節に合わせた最新メニュー」や「期間限定キャンペーン」など、Web上でタイムリーかつニーズに合わせた情報提供があると、お客様に「行ってみたい」と思われやすくなります。
飲食店のWebマーケティングを使った集客方法
ここからは、飲食店の集客に役立つWebマーケティングの「具体的な施策」について、代表的なものを6つご紹介します。
①公式ホームページ
お店の魅力や営業状況などを最も詳しく、自由に表現できるのが公式ホームページです。
住所や営業時間、メニューや料金だけでなく、スタッフブログやイベントカレンダー、予約フォームや問い合わせ先などを載せることで、親近感や信頼感も持ってもらいやすくなります。写真や装飾、文字の雰囲気などでオリジナリティを出すこともできるため、お店が大事にしている世界観や雰囲気を伝えやすい点も魅力です。
比較サイトで興味を持ったお店があったとき、最新情報を確認するために公式ホームページをチェックする方も多いので、公式ホームページはぜひ用意しておきましょう。
②Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールでは、GoogleマップやGoogle検索などでお店を検索した際に表示される店舗情報の管理や、利用者の口コミ表示、投稿者とのやりとりなどができます。
たとえば「杉並区 イタリアン」で検索すると上記のような結果が表示されます。お店の立地、料理や店内の写真、口コミ、問い合わせ先などが一目でわかるので、お店選びをしている人へ効果的にアプローチできます。
Googleビジネスプロフィールに登録しなければ表示もされないので、まずは候補の選択肢に入れてもらうためにも、ぜひ登録しておきましょう。また、「MEO(Map Engine Optimization)対策」という、エリアに関するキーワードで検索した場合に上位表示させるための対策を行うと、さらに効果が高まります。
●こちらから登録できます▶︎Google ビジネス プロフィールへようこそ
③SNS
無料でできて、手軽に始めやすい集客方法として役立つのはSNSです。
- Twitterで、その日の営業状況をツイートする
- Instagramで、新作メニューの写真を紹介する
など、各SNSの特徴に合った発信内容を使い分ければ、情報を拡散してもらったりファンを増やしたりしやすくなりますし、フォロワー限定キャンペーンやハッシュタグキャンペーンなどの工夫もできます。
最近ではTikTokなどで店舗スタッフと店長とのカジュアルなやりとりを紹介する飲食店も増えていて、「明るい雰囲気のお店」「楽しめるお店」といったイメージ作りもしやすいのが特徴です。また、必要に応じて有料広告も配信できるため、いくつかのSNSアカウントを持っておくと、ターゲットを絞って効率よく集客することができます。
④グルメサイト
検索結果の上位に出てくることが多いのがグルメサイトです。
代表的なグルメサイト
- ぐるなび
- 食べログ
- ホットペッパーグルメ
- Retty(レッティ) など
公式ホームページがなくても店舗情報を載せられますし、他のお店とも比較検討してもらいやすく、口コミを見て来店を決めるお客様も多いため、集客効果は高めです。ただ、サイトごとに情報更新が必要なため煩雑になりやすい点や、かけられる費用によってサイト内での掲載順序が変わってしまう点などは注意が必要です。
⑤LINE公式アカウント
LINE公式アカウントを作ると、「友だち登録」をしてくれたお客様一人ひとりに直接アプローチすることができます。
LINE公式アカウントでできること
- クーポンの配信
- 新着情報の発信
- ポイントカードとしての利用
- キャンペーンの募集 など
トーク上で定期的に情報発信することでお店の存在を意識してもらいやすくなり、「今度近くに行く用事があるから、ついでに食べに行ってみようかな」といった形で来店を促すことができます。まずはお客様に友だち登録してもらう必要がありますので、「デザート無料クーポンプレゼント」「10%OFFクーポンプレゼント」などの特典を用意すると効果的です。また、タイムラインを活用すれば新規顧客にもアプローチできるので、機能によって使い分けるのも良いでしょう。
⑥Web広告
予算管理がしやすいWeb広告の出稿も、飲食店の集客には効果的です。
Web広告の代表例
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告 など
広告の管理画面では、「どんなキーワードで検索されたときに広告を表示させるか」「1日当たりどれくらいの広告予算を使うか」などを設定できるだけでなく、配信した広告でどれくらいの効果が出たかを確認することもできます。限られた予算内で効率的に広告を出したい場合は、Web広告がおすすめです。
●こちらもCHECK!▶︎Google広告とは。Google広告を使ってどんな事が出来るの?
まとめ
- なぜ飲食店の集客にWebマーケティングが役立つのか
- 具体的にどんなやり方があるのか
についてご紹介しました。
ひと口にWebマーケティングと言ってもその手法は様々で、手法ごとに強みも違うため、「どんな情報をどこで発信するか」はよく吟味することが大切です。
Webマーケティングスクール「Wannabe Academy(ワナビーアカデミー)」では、Webマーケティングの手法やそれぞれの特徴を学べるだけでなく、カリキュラムの中で実際に広告配信ができたり、卒業課題に合格後はクライアントワークに参加したりすることもできます。
「Webを活用した集客方法はまだ試したことがない」という飲食店経営者の方や店舗スタッフの方は、ぜひ一度個別相談でお話を聞かせてください。