7月GOOGLE広告ニュースまとめ

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時代に合わせて日々変わりゆくweb業界、気が付くと新しい機能や広告についての規制が更新されたりします。

ボーっとしていると気が付かないうちに色々と変わってたなんてこともしばしば。


今回はGoogle広告に関する、七月に変更や新しくリリースがあった主に3つのニュースをまとめてお伝えします!

 

 

 

目次

【位置情報共有アプリの終焉】GOOGLEがスパイウェアや監視機器の広告を禁止へ

Googleが「不正行為を助長する商品やサービスに関するポリシー」を更新しました。

これにより、許可なく誰かをを追跡したり監視することが目的となる製品やサービスの広告配信が禁止されます。



例として、以下のようなサービスに関するプロモーションが禁止されます。


・親しい相手を監視するために使われるスパイウェアやその技術

・相手の同意なく個人を監視、追跡することを明確な販売目的とするGPSトラッカー

・スパイ行為を明確な販売目的とする監視機器



近年YouTubeの動画広告や、インターネット広告で、

「浮気調査アプリ」
「お互いの信頼のためにパートナーと位置情報を共有しましょう」
「仲のいい友達の位置情報を把握できて、すぐに会いに行ける!」
「友達とリアル状況を共有して更に仲良く!」

…などという宣伝文句を目にする機会も増え、なんとなくそんなGPSやパーソナルデータを活用したアプリがあることを知っている方も多いかと思います。


今回はそのような広告に規制が入るようです。


本来の目的に沿った同意の元では利点もあるアプリなのかもしれませんが、ストーカーからの悪用や、別れる際に逆恨みした元恋人からの追跡に繋がったり、ドメスティックバイオレンス(DV)と関連する場合があるなど、違法行為に使われることも多く、悪用される事が多いのが現状です。


GoogleとAppleのアプリストアでも、このようなアプリは禁止されているものの、ストーカーウェアやスパイウェアは驚くほど普及しているのが現状です。


こうしたアプリは、法的にグレーな部分で利用が増加しています。


法律では、「子どもによるスマートフォンの使用や位置情報を把握するためのファミリーセーフティアプリ」なら宣伝できるようになってはいるもの、これらのアプリは完全にバックグラウンドで動作する場合が多く、その存在をユーザーに知らせるアイコンや通知も表示されないことなどから、相手の同意なくパートナーや元交際相手を監視しようとする人にとって便利なものとなっています。


スマートフォンやクラウドのパスワードにアクセスできれば、テキストメッセージや通話記録、位置情報を傍受したり、マイクやカメラにアクセスしたりできる場合もあります。

そうなれば何もかも筒抜けです。



寝てる間にいつの間にかそういったアプリを入れられていたらと思うと怖いですね…

そういった広告を規制する一方で、今回のポリシーでは「保護者が未成年の子どもを追跡または監視することを目的とした」製品やサービスの広告は認められています。

保護者が安全確認のために子供の動向を追える、docomoの“イマドコサーチ”などがこれに該当します。

 

(参考:docomo公式サイト)

 

 

そのため、そのようなファミリー向け製品を装った宣伝文句を使い、密かに監視機能を備えたアプリの広告が出てくる可能性もあります。


Googleは、人をだますようなやり方でアプリの真の目的を隠す企業に対して強制措置を取るとしている。…とのことなので、皆さんもこのようなアプリや広告には気をつけましょう。


このポリシーは、日本だけでなく全世界で8月11日から施行される見込みです。

▼詳細はこちら
不正行為を助長する商品やサービスに関するポリシーの更新情報(2020 年 8 月)
https://support.google.com/adspolicy/answer/9726908?hl=ja

 

 

 

【3D広告で数倍のエンゲージメントUPも】Googleの3D広告作成が世界中で可能に


Googleは1年前ほどに3D広告フォーマットである「Swirl」のβ版をリリース。

その「Swirl」が2020年7月9日から世界中で利用可能となりました。


3D広告は、スクロールやドラッグなど画面操作に連動し、広告クリエイティブが回転したり拡大したりするため、ユーザーは製品を手に取るような没入感を得ることができます。

 

(AMPより画像引用)

 

Google社はブログにて

「Swirlでは消費者が広告の中のプロダクトを回転させたり、ズームしたり、拡大したりできるようにすることで、目前の商品へとエンゲージできるようにする。同技術による広告ではブランドが行動の変化、新しいテクノロジーのパフォーマンス、ユニークな製品機能などを説明できるようになる」

と述べています。


日産スペインやアディダス・ラテンアメリカなど、一部の企業で試験的に利用されていましたが、2D広告と比較すると、エンゲージメントや費用対効果において向上が見られたとのこと。

ドッグフードのPurinaはSwirlを使って3D広告で犬を表示し、これは標準的な2D広告の6倍のエンゲージメントを得たそうです。


広告にはなるべく商品画像を載せたい!と思いがちですが、必ずしも商品に焦点を当てた広告にしなければならないというわけではないので、このように潜在心理に訴えかけることができると、なんだかスマートでセンスがいいですよね。


近年街中でも大きなビルの壁に3D映像が投影されたり、プロジェクションマッピングやホログラム看板などを活用した演出を目にする機会が増えたりと、立体的で感覚的なものが好まれる時代。


今後ネット上でもそのような広告が増え、当たり前になっていくのかもしれません。

▼詳細はこちら
ディスプレイ&ビデオ360で3D没入型広告体験を作成する
https://blog.google/products/marketingplatform/360/create-3d-immersive-ad-experiences-display-video-360

 

 

 

【遂にスマホ対応】Google広告のモバイルアプリでMCCが利用可能に

 

米Googleは7月7日(現地時間)Google広告のモバイルアプリにて、広告代理店向けのアカウント管理機能MCC(クライアントセンター)が利用可能になったと発表しました。


MCCは主に複数のGoogle広告アカウントを管理するためのツール。

主に広告代理店が利用しており、MCCを使うことでクライアント毎のアカウントに都度ログインすることなく、ダッシュボードから全てのアカウントにアクセスすることができます。


今までもGoogle広告のモバイルアプリ自体は提供されていたものの、MCCはPCからの利用が主でモバイルアプリでは提供されていませんでした。


アプリで MCC アカウントを使用すると、次のことができるようになります。


* 概要ページで、すべてのアカウントのビジネス全体の傾向および掲載結果の分析情報を確認できます。

* 最適化スコアを使用して掲載結果を全般的に改善し、すべてのアカウントで最適化案に優先順位を付けられます。

* キャンペーンを管理し、アカウント全体の掲載結果を比較できます。

* プッシュ通知を使用して、どこからでもすべてのアカウントを確認できます。



PCを持ち歩いていないときにささっと開いてデータを確認したい時もあるので、スマホで手軽に確認できるというのは嬉しい変更ですね。


▼詳細はこちら
クライアント センター(MCC)アカウントが Google 広告モバイルアプリで利用可能に
https://support.google.com/google-ads/answer/9954561

 




今後Wannabeメディアでは知っていると作業効率が上がりそうなアプリのリリース情報や、頭に入れておいたほうがよさそうな改定などWebマーケターにとって知っておきたいニュースを定期的に配信していく予定です。

ぜひブックマークやお気に入り登録よろしくお願いします。

 

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