【初心者向け】Web広告運用の副業の始め方｜案件獲得法から実例まで

副業に対する世の中の興味や関心が高まり、また、企業も社員のスキルアップなどを目的に副業を許可・推奨する事例も多くなってきました。

本記事では、副業を始めたいけど何をやったらいいか分からない、Webマーケティング関連で副業をしたいけどどうやって準備したらよいか分からない、などとお悩みの方に、「Web広告運用の副業の始め方」をご紹介します。

本記事を読むことで、

なぜWeb広告運用が副業でおすすめなのか？
必要なスキル・知識は？
副業の始め方、案件の探し方は？

といった疑問を解消することができます。

なお、本記事では、クライアント（広告主）に代わってWeb広告を運用する「Web広告運用代行」に関する副業について解説していきます。

ぜひ、ご一読ください。

Web広告運用で副業！ おすすめな理由

Web広告運用を副業でおすすめする一番の理由、それは「稼げるから」です。
では、なぜ稼げるのでしょうか？

1. 市場が右肩上がりで将来も有望だから

私たちの生活にインターネットは必要不可欠となり、情報収集や買い物をネットで行うのは当たり前になりました。その結果、インターネット上での広告市場も右肩上がりに成長しており、2021年にはインターネット広告（2兆7,052億円）がマスコミ4媒体（テレビ、ラジオ、新聞、雑誌）広告（2兆4,538億円）を初めて上回りました。この傾向は今後も継続することが想定され、将来的にもWeb広告の需要は拡大すると考えられます。

2. Web広告運用ができる人材が不足しているから

Web広告運用を行うためには、マーケティングに関する知識に加えWebなどデジタル関連の知識やスキルも必要になりますが、そのような人材が需要に対して圧倒的に不足しているのが現状です。そのため、人材の市場価値が上がり、「稼げる」ことにつながっています。

3. 安定的に収入を獲得できるから

Web広告運用は、広告出稿、結果分析・評価、改善といった一連のサイクルを回していく業務ですので、いったん開始すると、ある程度の期間継続するのが通常です。よって、継続受注により収入が安定しやすく、長期的な収入源を確保することができます。

Web広告運用でできる副業の種類と報酬相場

一言でWeb広告運用といってもいくつか種類がありますし、それぞれ獲得できる報酬相場も異なります。ここでは、特にクライアントからの募集案件が多い「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「動画広告」「SNS広告」について、概要と報酬相場についてご説明します。

リスティング広告

リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンで検索したワードに関連する商品やサービスを検索結果にテキストで表示される広告のことで、「Google広告」や「Yahoo!広告」が代表的なリスティング広告です。ユーザーの検索と連動するため、商品やサービスニーズがあるユーザーに表示させやすい広告です。

◇報酬相場

• 1件あたり月額5〜10万円
  
• 広告費の10〜20％が報酬の目安のところもある

ディスプレイ広告

Webサイトやアプリの広告枠に表示させる広告のことで、バナー広告とも呼ばれます。リスティング広告に比べて単価が安く、主に認知拡大やブランディングを目的として使われます。

◇報酬相場

• 1件あたり月額5〜10万円
  
• 広告費の10〜20％が報酬の目安のところもある

動画広告

クリエイティブに動画を用いた広告です。動画広告は静止画よりも盛り込める情報量が多いため、視聴者の印象に残りやすく認知拡大や購買促進に有効です。YouTubeやTikTokといった動画を主としたプラットフォームと相性が良いとされています。動画の企画・構成まで行う場合、単価も上がります。

◇報酬相場

• 1件あたり月額5〜20万円

SNS広告

Facebook・Twitter・Instagram・LINEなどのSNS上で配信する広告です。 SNSごとにユーザー属性や特徴が異なるため、商品・サービスのターゲットに合わせた精度の高い広告を配信することが可能であり、また、「いいね！」や「リツイート」によって、情報が拡散されやすい特徴があります。

◇報酬相場

• 1件あたり月額5〜20万円
  
• 応相談のところもあり、金額幅が大きい

Web広告運用の副業を始めるにあたっての必要なスキル・知識

Web広告運用で副業するためにはWebマーケティングに関する幅広いスキルや知識が必要となりますが、ここではその中でも基本となるスキル・知識をご紹介します。

広告媒体（プロダクト）に関する知識

前述の通り、Web広告には様々な媒体があり、それぞれ特徴や用途、メリット・デメリットを理解していないと適切な施策を打つことができません。Web広告運用で成果を出すために様々な広告媒体の知識習得が必要です。

データ分析力

テレビや紙媒体の広告とWeb広告の大きな違いはデータが取得できることです。データを使って、実際に狙ったターゲットが広告を閲覧したのかや、広告閲覧後ユーザーが期待する行動をとったのか、といったことを分析して広告の成果を評価し、次の施策や改善に活かします。このような業務を実施するためにデータ分析力は必要なスキルの一つです。

仮説思考力

データ分析をした結果、「元々は20代男性をターゲットにしていたが、30代女性にもニーズがあるのではないか？」「価格より品質面を訴求した方がターゲットに刺さるのではないか」といった考えに基づいて、次の施策や改善を行い、検証する考え方を仮説思考と言います。この思考を実践することで改善のスピードが高まり、成功する確率が高まります。Web広告運用を回していくうえでは、 必須のスキルと言えます。

ご紹介した3つのスキル・知識以外にも、ユーザーに適切に訴求したいことを届けるコピーライティング力やクリエイティブ制作力、また、クライアントに広告運用結果と今後の対応について正しくご理解いただくためのレポート作成力なども重要なスキルであると考えます。

Web広告運用の副業のメリット

副業でWeb広告運用を行うことのメリットをいくつかご紹介します。

収入アップしやすい

Web広告は売上や集客などといった成果が見えやすい業務です。よって成功した場合は、単価アップなどの交渉がしやすく、結果として収入アップにもつながるでしょう。

スキルアップできる

Web広告運用は広告やWebに関する知識やスキルだけでなく、マーケティング知識やデータ分析、仮説思考、レポーティングなど本業にも活かせるスキルを獲得することができるため、スキルアップによる自身の市場価値を高めることができるでしょう。

リモート（在宅）ワークができる

Web広告運用は基本、PCとインターネットがあればどこでもできる仕事です。したがって、在宅でも業務はできますので、少し空いた時間で仕事をするなど効率的な働き方ができるでしょう。

Web広告運用の副業の注意点

メリットが多いWeb広告運用の副業ですが、一方で注意すべき点もいくつかあります。

プレッシャーがきつい

Web広告は成果が見えやすいと言いましたが、裏を返すと成果が出なかった場合もよく見えることになります。一定程度のクライアントの予算を預かって運用するケースが多いことから、成果を出さねばならないといったプレッシャーを感じることも多くあります。

稼げるようになるためには実績が必要

高単価案件を継続的かつ安定的に受注し続けるためには、それ相応の実績と経験を積み上げていくことが必要です。最初は低単価でも着実に成果を出し、クライアントから継続的に評価をいただくなど地道な努力が必要となります。

継続的な学習が必要

Webマーケティングは日々、動向やトレンドが目まぐるしく変わる世界です。たとえばGoogleやFacebookなどプラットフォーマーの戦略変更で、今までできていたことが突然できなくなったりすることもありますので、常に最新の情報を収集し、知識を蓄積するための継続的な学習が欠かせません。

Web広告運用の副業案件を探す方法

副業案件を探す場合は、専門のエージェントやクラウドソーシングサービスを活用することがおすすめです。ここでは代表的なサービスをご紹介します。

クラウドワークス

国内シェア・取引額、登録ワーカー数No.1の国内最大級のクラウドソーシングサービスです。Webマーケティング関連の求人が約5,900件、内、広告運用関連で4,300件程度の案件が紹介されています（2023年3月時点）。

マーケティングプロパートナーズ

IT系エンジニアの紹介サービス「ITプロパートナーズ」を軸に展開していた株式会社Hajimariが「マーケティングのプロ人材」を紹介するサービスために立ち上げたのがマーケティングプロパートナーズです。週2、3日の案件やリモートや時間がフレキシブルな案件など働きやすい柔軟案件を数多く取り揃えていることが特徴です。

シューマツワーカー

副業したい会社員と企業をマッチングさせるプラットフォームです。土日や平日夜のスキマ時間で副業したい方向けに案件情報を提供しています。エンジニアやデザイナー・マーケターなどの案件が多いです。

初心者からでもできる！ Web広告運用の副業の始め方

Web広告運用の副業は初心者でもチャレンジできます。副業で案件を獲得するまでの始め方をご紹介します。

必要なスキルを獲得する

前述の通り、Web広告運用を行う上では広告媒体に関する知識やデータ分析などのスキルが必要なので、それらのスキルを獲得します。スキル獲得方法については、書籍やWebの学習サービスを使って独学する方法や専門のスクールに通う方法などがあります。

▼参考記事
独学でいける？ Webマーケティングおすすめの勉強方法6選

実践する

勉強して、スキルや知識を獲得しても実務経験がないと案件を獲得することは難しいです。かといって、Webマーケ関連の会社に転職することもすぐには難しいので、おススメは自分でブログ記事を書いて広告運用を回してみることです。

ブログ記事なんて書いたことない、という方も自分が興味のある（書ける）内容で構いません。一つ記事を書いてみて、その記事にアクセスさせるために各種広告媒体を使って出稿し、結果を分析して改善する、といった実際のWeb広告運用で行う業務を体験することで、実務経験を積み上げていくことが可能です。

そうはいっても独力でやるのはハードルが高い、と思われた方はWebマーケティングスクールの活用を検討されてみてはいかがでしょうか。「Wannabe Academy（ワナビーアカデミー）」では、実務経験が積めるWebマーケスクールとして実際のクライアントワークを経験することができます。詳しくは後ほどご説明します。

副業案件を探してチャレンジする

実践経験がある程度積めたら、クラウドソーシングサービスなどを活用して副業案件にチャレンジします。最初は、自分のできる範囲で簡単な内容から始めていき、クライアントからの評価を獲得しながら高単価、長期案件にもチャレンジしていくことで、安定的な収入を獲得することができるようになるでしょう。

▼参考記事
【WEBマーケティングの副業の始め方】未経験から稼ぐ方法や収入目安まで

Web広告運用〜案件獲得までできるスクール

ここでは、Web広告運用に必要なスキルや実務経験を獲得し、また、案件獲得までサポートする「Wannabe Academy」の副業コースについてご紹介します。

副業案件をサポートする「Wannabe Academy」

副業を始めたいけど何から始めたらよいか分からない、1人で案件を獲得できるか不安などといった方を対象に「副業コース」をご紹介します。

副業コースの3つのポイント

1. 案件獲得スキル習得
2. 副業に必要な知識を学ぶカリキュラムあり
3. Webマーケティングの実務経験者になれる

副業コースカリキュラム

• 広告プランニング～広告運用
• サイト分析
• クライアントワーク
• 営業スキル
• クラウドソーシング攻略
• 個人事業主の経理
• 契約書や法務について
• LP/動画制作（オプション）

「Wannabe Work（ワナビーワーク）」で副業案件サポート

Wannabe Academyの受講生と卒業生だけが登録できる、Wannabe Academy独自の案件紹介ネットワーク「Wannabe Work（ワナビーワーク）」で副業案件を紹介しています。

実際の副業案件事例①（イベント企画会社向けWebマーケコンサル・Web集客相談）

実際にWannabe Workで募集した副業案件事例をご紹介します（現在は募集していません）。

実際の副業案件事例②（美容系商品のリスティング広告作成と運用）

まとめ

ここまでWeb広告運用の副業の始め方についてご説明してきました。Web広告運用は将来性のある市場で需要も高く「稼げる副業」であることや、Web広告運用を副業にすることで、収入やスキルアップにつながるなどのメリットがある一方、稼げるようになるためには実務経験が必要であることをご説明しました。

また、初心者でもできるWeb広告運用の副業の始め方として、副業支援を行っているWebマーケティングスクールの「Wannabe Academy」をご紹介し、必要なスキル取得はもちろんのこと、実務経験が積めることや案件の獲得の仕方から案件紹介まで手厚くサポートしていることをご紹介しました。

スキルを伸ばしたい、新しいことにチャレンジしたい、空いた時間で効率的にお金を稼ぎたい、など副業の目的は人によってさまざまですが、本記事を読んだ皆様が、「Web広告運用」を副業の選択肢の一つとしてご検討いただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。