【2023年版】被リンクチェックツール9選|見方の具体例や注意点まで

被リンクチェックツール9選
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Google検索結果の表示順位を決める要素はいくつか存在します。その中の一つに「リンク」があり、良質な被リンクを獲得することでGoogleからのサイト評価を高めることができ、上位に表示されやすくなります。そのため、自社サイトが得ている被リンクの質や量を把握することは、SEO対策において必要不可欠です。

そこで今回は、被リンクを調べる目的や重要性を解説した後に、無料または有料で利用できる9種類の被リンクチェックツールを紹介していきます! さらに、ツール活用時の注意点や被リンク数の増やし方なども解説しますので、「被リンクについて深く知りたい」「被リンクチェックツールを活用できるようになりたい」という方はぜひ最後までお読みください。被リンクチェックツールについて一緒に学んでいきましょう!

目次

被リンクとは? 調べる目的と重要性

被リンクとは、外部サイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうことをいいます。別名、「バックリンク」とも呼ばれています。具体的な例として、記事の内容に共感したユーザーが自身のブログにリンクを貼って記事を紹介してくれる場合などが挙げられます。ここでは、被リンクを調査する目的と重要性を3つに分けて詳しく解説していきます。

  1. 競合サイトと自社サイトを比較
  2. スパムリンクがないか確認
  3. 良質な被リンクを得やすい記事の傾向を把握

競合サイトと自社サイトを比較

競合サイトと自社サイトを比較することは、SEO対策を実施するにあたって非常に大切です。被リンクの観点から「どちらのサイトがGoogleから高評価を受けているか」を即座に判別でき、自社サイトに足りない点を把握することができます。

そのため、それらの情報をもとにサイト改善を行うことが可能です。特に検索上位を狙いたいキーワードで、自社サイトより上位に表示されているサイトと比較すると、「どのくらい被リンク数を増やせばよいのか」「競合サイトが得ている被リンクの元サイトの中で有力なものはどれか」を明確にできます。競合サイトと比較することで、自社サイトをブラッシュアップしていきましょう!

スパムリンクがないか確認

被リンクには、「スパムリンク」と呼ばれる悪質な被リンクもあるため注意が必要です。スパムリンクから被リンクを受けると、Googleからペナルティが課されます。そのため、スパムリンクからの被リンクは避けるべきですが、被リンクを受けることを完全に防止することは不可能です。被リンクチェックツールを定期的に活用し、リンク元を調べる癖をつけましょう。スパムリンクからの被リンクを発見できたら、リンク否認ツールを使い、そのリンクを無効化します。せっかくの制作コンテンツが「スパムリンクによって検索順位が低下し、閲覧されない…」といった事態に陥らないためにも徹底して行うことが大切です!

良質な被リンクを得やすい記事の傾向を把握

定期的に被リンクをチェックすることで、良質な被リンクを得やすい記事の傾向を知ることができます。被リンクは、他のサイトで引用もしくは紹介されることがほとんどですが、引用・紹介される理由として以下3つがあります。

  • サイトの内容が役立ったので紹介
  • 最新の情報だったのでシェア
  • 記事作成時に参考データとして活用したので掲載

良質な被リンクを得ているサイトを見れば、需要の高いコンテンツを把握することが可能です。自社サイトだけの分析を重ねても気づけない点がありますので、良質な被リンクを得ているサイトの傾向を分析・把握し、サイトの改善や作成に役立てましょう!

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【無料版】被リンクチェックツール6選

ここでは、無料で利用できる被リンクチェックツールを6つ紹介していきます。無料でもSEO対策に役立つツールがいくつかありますので、はじめは無料版でツールに慣れていきましょう!

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供しているツールです。主にインターネット上における被リンクをチェックすることができ、Googleアナリティクスと同様にサイト運営において必須のツールとなります。被リンクをチェックする際は、ツールにログイン後、左メニューの「リンク」を選択すれば被リンクされたURLとリンク元を一覧で確認できます。またCSV形式などでダウンロードも可能です。Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できるので、ぜひ活用しましょう!

hanasakigani.jp

名前が特徴的なhanasakigani.jpは、アカウント登録する必要がないため、気軽に利用することができます。hanasakigani.jpの使い方はとても簡単です。「マイサイトのURL」と記載がある検索窓にリンク元を知りたいURLを入力した後、「チェックする」タブをクリックして検索するだけです。検索結果としては、被リンク数や被リンクページタイトル、アンカーテキストなどが表示されます。登録する手間を省くことができ、利用時にストレスがかからない点は非常に嬉しいポイントです。

Link Explorer

Link Explorerは、「Open Site Explorer」の後継にあたるSEOツールです。サイトのURLを検索することで、自社サイトや競合サイトの被リンク状況を確認可能です。最大の魅力は、サイトの権威性や信頼性を定量的に把握できることです。しかし、無料版では1ヶ月10回までの利用制限があります。有料版の「MozPro」では、利用制限もなく、キーワードの分析機能やカスタムレポート作成機能も追加されます。被リンクに関するSEO対策にあたっては、かなり使えるツールなので個人的におすすめです!

Online Broken Link Checker

Online Broken Link Checkerは、指定したサイトのURLを入力するだけで、サイト内のリンク切れをチェックしてくれます。ただし、サブディレクトリのURLの検証は有料版のみの提供になります。リンク切れを放置しておくと、サイトに訪問してくれたユーザーに対し、「情報が古い」「使い勝手が悪い」と感じさせてしまうため、ユーザー行動指標が悪くなります。そして、Googleからのサイト評価も下がってしまうため、定期的にリンク切れのチェックをしましょう。

被リンクチェックツール「LYNX」

被リンクチェックツール「LYNX」では、被リンク状況を調べたいサイトのURLを入力すると、そのサイトのほかに競合サイトの被リンク情報まで分析することができます。高品質な被リンクの設定は、SEO対策において非常に重要です。検索窓にURLを入力し、分析ボタンをクリックすると、被リンク数やユニーク被リンク数、ホームページへのリンク数などが確認できます。

Ubersuggest

Ubersuggestは、一部を無料で使える分析・施策提案ツールです。被リンクは無料で確認できますが、無料版は1日の検索回数が3回までと制限があります。1日3回検索した場合、リセットされるのは24時間後です。被リンクの追跡や競合リンクの分析、サイト監査などSEOに欠かせない高機能が充実しています。そのため、被リンクチェックツールの初心者から上級者まで多くの方におすすめできるツールです!

【有料版】被リンクチェックツール3選

ここからは、有料の被リンクチェックツールを3つ紹介していきます。有料版では、無料版よりも詳細なリンク情報を収集することが可能です。求める情報の精度によって有料ツールを使用するのがおすすめです!

Ahrefs

Ahrefsは、自社サイトだけでなく競合サイトの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワードを把握することが可能です。約30兆にのぼる莫大な数のリンクを検知し、精度の高いデータベースを構築しているのが選ばれる理由の一つです。被リンクをアラートしてくれる機能があるため、被リンクのボリュームを逐一確認することが可能です。利用価格は、99〜999ドル/月(日本円で約13,000〜130,000円)であり、利用するオプションによって変わります。

Majestic SEO

Majestic SEOは、サイトURLを入力して検索するだけで被リンク数やリンク元のドメイン数を確認することができます。さらに、競合サイトの被リンクを一斉にチェックできる機能もついています。また、日本語に対応している点も人気がある理由の一つです。被リンクチェックツールを利用したことがない方は、日本語対応しているかどうかも重視して選ぶのがおすすめです!利用価格は、49.99〜399.99ドル/月(日本円で約6,500〜53,000円)であり、利用プランによって異なります。

SEOkicks

SEOkicksは、ドイツの企業が運営しているツールです。リンク数とリンク元URLをCSV形式で一括ダウンロードすることができます。また、独自のクローリング方法によりデータを収集しているため、Googleサーチコンソールなどの他ツールでは未取得のリンクを発見できるのも特徴です。日本語対応していないので注意しましょう! 利用価格は、9.90ユーロ/月(日本円で約1,400円)〜であり、他の有料ツールよりかなり安く利用できる点がポイントです!

被リンクチェックの具体例・活用ポイント

ここからは、無料版のGoogleサーチコンソールと有料版のAhrefsを例に、被リンクチェックの具体例や活用ポイントについて解説していきます。

【無料】Googleサーチコンソールの場合

Googleサーチコンソールでは、競合サイトの被リンクをチェックできません。しかし、自社サイトの被リンクをチェックする際の「正確性」という点で、他のツールよりも優れています。被リンクチェックは以下の手順で行えます。

  • Googleサーチコンソールにログイン
  • 画面左のメニューバーにある「リンク」をクリック
  • 外部リンク欄にある青文字の「詳細」をクリック
  • 外部で被リンクされているページが一覧で表示

さらに以下の手順で、リンク元も確認できます。

  • リンク元を確認したい被リンクページをクリック
  • リンク元のドメインが一覧で表示
  • ドメインをクリックすると、リンク元のページが表示

品質が悪いと判断できるリンク元のサイトは、リンク否認を行いましょう。また、一覧で表示された被リンク数とリンク元はダウンロードできるため、定期的にダウンロードしておくことで、時系列での分析にも利用できます。

【有料】Ahrefsの場合

Ahrefsでは、自社サイトの被リンクに加え、競合サイトの被リンク状況なども同時に確認することができます。ただし、表示される検索結果はあくまでも概算の数値になるため、目安として参考にするのがよいでしょう。被リンクのチェック手順は以下になります。

  • Ahrefsにログイン
  • 調べたいサイトURLを入力し「検索」ボタンをクリック
  • 検索結果が一覧で表示

検索結果として表示されるデータは主に3つあります。

  • 被リンク数
  • リンク元のURL
  • 被リンク数の時系列での推移

Ahrefsは非常に多くの機能を備えており、自社サイトのより深い分析や効果改善に役立てられます。また、競合サイトを分析をする上で必須のSEOツールといえるため、ぜひ利用を検討してみてください。

被リンクチェックツール使用の注意点

被リンクチェックツールの活用は、SEO対策に非常に効果的です。ただし、使用時に注意すべき点もあります。前述の通り、Google検索結果の順位を決める要素の一つに被リンクが含まれていますが、被リンクの量や質だけで決まるわけではありません。他にも「検索キーワードとコンテンツの関連性」「コンテンツの品質」「ページの読み込み速度」など、評価基準は数多く存在するといわれています。

そのため、被リンクチェックツールでの判定結果やリンク元のURLのスコアにこだわりすぎる必要はありません。また、一部の被リンクチェックツールでは独自の採点を行っており、「ツール上のスコアが高いから必ず上位表示される」というわけではないのです。特に、被リンクチェックツールで高スコアを獲得するために自作自演のバックリンクを貼る行為は、Goolgeのペナルティの対象となるので注意しましょう。都度コンテンツを改善し、被リンクを管理することが大切です。

被リンク数の増やし方

被リンクは、自然と増えていくのがもちろん良いですが、なかなかそうもいきません。被リンクを増やす方法は数多くあります。ここでは、主体的かつすぐに実施できる施策を3つに絞って紹介していきます。

  1. ユーザーニーズの理解
  2. SNSの活用
  3. サイトにシェアボタン設置

ユーザーニーズの理解

ターゲットとなるユーザーが検索時に入力した語句によって「一体どんな情報を求めているのか?」といった「検索ニーズ」を把握しましょう。もし想定していたキーワード以外での流入が多い場合は、検索ニーズに合わせてコンテンツの一部削除、追記などの修正が必要となります。サイトを訪問したユーザーにとって、有益な質の高いコンテンツを作成することが大切です。

SNSの活用

検索エンジンだけではなく、InstagramやTwitterといったSNS経由でサイトにユーザーが流入する場合もあります。そのため、SNSとサイトを連携しておくのがおすすめです。更新情報をSNSで発信することで、SNSユーザーからのアクセスも見込めます。また、気軽に情報を発信できるよう、発信用のSNSアカウントを作成・運用するのも効果的です。

サイトにシェアボタン設置

サイト上に、SNSで共有できる「シェアボタン」を設置しましょう。シェアボタンは直接被リンクに結びつくため、被リンクを増やすのに非常に効果的です。サイトを訪れたユーザーに気軽にシェアしてもらえるよう、サイトの最初や最後など分かりやすい場所に設置するのがおすすめです。例えば、転職SNSとして有名なWantedlyのFacebookやTwitterへのシェア機能が挙げられます。

まとめ

この記事では、被リンクを調べる目的や重要性、無料または有料で利用できる被リンクチェックツールを紹介しましたが、いかがでしたか? 「被リンクとは…?」と思っていた方も被リンクについての理解を深め、被リンクチェックツールを活用できるようになっていましたら嬉しいです。

被リンクについて詳しく知らなかった方が一度読んだだけで理解するのは難しい内容であるため、何度も読み返していただければと思います。被リンクチェックツールは、上手に活用することでSEO対策に大いに役立てることが可能です。今回紹介したように多くのツールがありますので、自身の調べたい情報に合ったツールを選んでみてください。サイトに良質な被リンクを増やし、Google検索での表示順位を高めていきましょう!

ワナビーキャリア

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この記事を書いた人

Wannabe Academy30期生。一卵性の双子として産まれ、現在は都内のIT企業ではたらく20代OL。完全未経験から憧れのWebマーケターめざしてチャレンジ中! 副業にも全力でトライ!!

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