【転職・就職活動】自分の強みをアピールできる履歴書や職務経歴書の書き方
さあ、転職活動するぞ!
応募したい企業も決めた!
あとは応募だけ!
応募に必要なのは、履歴書と職務経歴書!
勢いよく進むものの、多くの人の手が止まるのが自己PRと志望動機。
誰もが必ず立ち止まるこの2大項目。
今回は、この2大項目の攻略方法をお話していきます。
自己PRで押さえておくべき2つのポイント
自分を企業へPRします。
文字だけで自分を知ってもらうために、分かりやすく伝わる「演出」をしましょう。
そのためには2つのポイントを押さえておいてください。
1.言いたいこと、つまり【結論】を先に書くこと
どのような書類を書く時にも、この法則は共通です。
まず、何があなたのアピールポイントなのか、一言または二言で伝えます。
例えば、リーダーシップ、コミュニケーション力、巻き込み力、柔軟な対応力、などです。とはいえ、その一言がなかなか見つかりにくい、という方は多いですよね。
そういう時には2つの考え方をお伝えしましょう!
■一人で考えるとき
自分が好きなこと、得意なこと、褒めてもらったことを書きだしてください。そこから、掘り下げていきましょう。掘り下げ方は、次の2を参考にしてください。
■第三者と考えるとき
他人に頼りましょう。
自分のことは客観的にみている第三者の方が分かっていることもあります。
「自分を褒めたいところ、強みだと思うところはどこ?」
ちょっと勇気がいることかもしれませんが、自分の将来を決める転職です。
そんなこと言ってられませんよね!
そして、その時にもう一つ聞いてみてもらいたいことがあります。
「どうして、そう思うの?」
この理由が実は大切です。
それは次の2につながっていきます。
2.あなたのアピールポイントは過去の体験にある
1で見つけたキーワード。
きっとそのキーワードは誰もが思いつく、よくある言葉になっていることが多いと思いますが、それで良いです。
1のキーワード探しはあまり時間をかけなくても良いです。
時間をかけてほしいのは「過去の体験」です。
あなたがPRしたいキーワードが見つかったら、「なぜ」そのキーワードが自分をアピールするのか、理由を書いてください。
理由とは、あなたの過去の体験からきたエピソードのことです。
これはネットの記事のどこを探しても見つからない唯一無二の情報です。
自己PRを読んでいる面接担当者は、1のキーワードよりも2の体験を重視します。
第三者の人にキーワードの理由を教えてもらうのも、そのためです。
もしこの体験が、挫折や失敗などのネガティブな体験からきたものだったら、面接担当者は、よりあなたに興味を持ってくれるかもしれません。
人は、結局のところ、ポジティブな話よりネガティブな話の方に興味がそそられるものなので。
3.そして相手に【期待】というワクワク感を感じさせる
忘れてはいけないのが、この自己PRがただ自分をアピールするだけ、のものではないということです。
転職活動においての自己PRであることをもう一度、意識してください。
自己PRの最後はこの3のワクワク感で締めてください。
それは、自分のアピールポイントが、どのような仕事の場面で活かせるか、または活かしたいのか、を記載することです。
自己PR文を読んでいる面接担当者が、あなたが活躍している様(さま)を思い描けるようにしてみてください。
志望動機が書けないのはこれが理由かも
キャリアコンサルティングでの相談内容ランキング(著者の経験上)上位には「志望動機が書けない!」がランクインしてきます。
どうして書けないのかを聞いていくと、応募したい企業を探すときには、どうしても給料という条件や休日などの待遇面から探してしまうことが多いから、というのが本音のようです。
志望動機が書けない理由は、この本音なのです。
条件や待遇面を志望動機には書きにくいですよね。
それでも良いです。
それを否定しなくても良いです。
してほしくないのは、そこで思考停止してしまうこと。
だから、志望動機が書けない、という結論に至ってしまうのです。
打開の秘訣は、「3番目の志望動機を見つける」こと
すべての人がそうである、とはいいません。
これは、上述の「給料や待遇面などの条件から先に探してしまう」人向けの方法です。
1番目の志望動機は給料などの条件面
2番目の志望動機は福利厚生や休日などの待遇面
としたときに、この2つを真っ先に志望動機欄に書くのはさすがに憚られますよね。
よって、次に考えるのは3番目の志望動機です。
その企業に応募したいと感じたあなたは、求人票を読んで、その企業のホームページを見て、興味を持ったからこそ応募しようと決意をしたはずです。
<志望動機の書き方手順>
- その「決意」したポイントを書き出してください。
- ポイントを書き出したら、「なぜ」そのポイントがあなたの中で光ったのか、理由も必ず足してください。
- 最後に、あなた自身がその企業で活躍しているところを想像してください。そして、そんな風に活躍したい、貢献したい、という文章で志望動機を締めてください。
志望理由で面接担当者が知りたいのは、同業他社ではなくなぜうちなのか、ということです。
その企業ならでは、の特徴を見つけ出してみてください。
履歴書と職務経歴書の両方に必要なこと
完璧を目指さないこと。
完璧な自己PRや完璧な志望動機を目指さなくても良いということです。
100点満点を目指そうとするがゆえに、格好いいことを書こうとしたり、難しい言葉を使ってみようとしたりしてしまいがちです。
その瞬間に、書類からは「あなたらしさ」が消えてしまいます。
この2つの書類を通して普段のあなたを面接担当者に、見えてもらわないといけません。
たとえ、格好いいことや難しい言葉の自己PRや志望動機で書類通過ができたとしても、そのメッキは簡単にはがれてしまいます。
書類を書くときには、少し肩の力を抜いてから、取り組んでみてくださいね。
▼キャリア相談受付中!