【これだけはやりたい!】社会人に1年目におすすめの勉強法
「社会人は最初の1年で決まる」「スタートダッシュで差がつく」と言われることが多くあります。しかし、「社会人になったらどんな勉強をすればいい?」「社会人1年目で取得できる資格はある?」と疑問を抱く人も多いでしょう。
そこで今回は、社会人1年目におすすめの勉強法を徹底解説していきます。社会人1年目の勉強が大切な理由や、効率的な勉強法、おすすめの資格・本などを紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
社会人1年目が大事な理由
社会人1年目が大事な理由は、1年目をどう過ごすかで社会人生活が決まってくるからです。社会人1年目で身に付けた仕事に対する姿勢や考え方、勉強癖は、転職をして会社が変わっても活き続けます。また、社会人1年目の時点では、全員が社会人経験がなく横一列の状態だからこそ、スタートダッシュで差をつけることが可能です。
総務省統計局が発表した社会生活基本調査(令和3年度調査)によれば、日本人の学習時間は平均13分です。社会人になると自己研鑽などの勉強に時間を割かない人が多いことが分かります。そのため、社会人になってから30分でも勉強を続ければ周囲と圧倒的な差をつけられるでしょう。社会人1年目のうちに勉強に励むと、どんな良いことがあるか下記にまとめました。
- スキルアップのための勉強が当たり前になる
- 転職をしても根付いた考え方や姿勢は活き続ける
- 周りの社会人と圧倒的な差をつけられる
- 仕事を通して大きく成長できる人になる
社会人1年目が学ぶべきこと5選
新社会人が学んでおくと役立つことを5つに絞って紹介します。
- ビジネスマナー
- パソコンスキル
- 業務スキル
- 会社の方針
- コミュニケーションスキル
ビジネスマナー
1つ目は、ビジネスマナーです。
新人研修で学ぶ機会もあるでしょう。ビジネスマナーがきちんと身に付いているかどうかは、社会人としての評価に大きく関わってきます。新人研修以外でも、ビジネスマナーについて書かれた本を通して、敬語や名刺の渡し方、ビジネスメールの書き方など学んでおくと仕事上で必ず役立つでしょう。
パソコンスキル
2つ目は、パソコンスキルです。
学生時代にパソコンを持っていなかった方も多いのではないでしょうか。社会人になると、どんな職種でも基本的なパソコンスキルが必要になります。「Excel」「Word」「PowerPoint」は使えるようにしておきましょう。会社によっては、Googleが無料で提供しているアプリを使用する場合もあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
業務スキル
3つ目は、業務スキルです。
資格取得などにチャレンジするのも大切ですが、まずは業務スキルをしっかりと習得しましょう。分からない業務があった場合、上司が教えてくれるのを待つのではなく、積極的に質問することで成長が加速します。また、自分で調べてから質問するように心掛けると、上司からの評価や信頼感も高まるでしょう。
会社の方針
4つ目は、会社の方針です。
会社によって方針はそれぞれ異なるため、自社の「企業理念」「経営方針」「行動指針」の3つをきちんと理解しておくことが大切です。会社の方針を新人研修で伝えるケースは多いですが、理解せずに仕事を行ってしまうとモチベーションや評価の低下につながります。会社の方針を理解したうえで、「業務の意義」や「求められている人物像」を頭に入れて仕事をするよう心掛けましょう。
コミュニケーションスキル
5つ目は、コミュニケーションスキルです。
社会人になると、社内外の幅広い人と関わる機会があります。そのため、コミュニケーションスキルはどの会社・職種でも身に付ける必要があるでしょう。コミュニケーションスキルを身に付けるには、まずは下記の2つを意識するのがおすすめです。
-
-
上司や同僚への「報連相」を徹底して行う
-
社内外の人に挨拶やお礼を欠かさない
-
勉強時間の確保が難しい! だからこそ効率的な勉強法を
「新しい職場に慣れるのに手一杯で勉強する時間なんてない…」というのが本音ですよね。効率的な勉強法を3つ紹介します。
- オンラインスクールを利用する
- 業務に関連する資格を取得する
- 動画サービスを利用する
オンラインスクールを利用する
1つ目は、オンラインスクールを利用する方法です。
最大のメリットは、「実践的なスキルを学べる」ことにあります。数名のグループワーク形式で授業を進めていくスクールも多く、仲間がいると挫折しにくい点も大きな魅力ではないでしょうか。下記にておすすめのWebマーケティングスクールを紹介します。Webマーケティングの知識やスキルは、Webマーケター以外でも営業やコンサルタントとして働く場合に役立ちます。
✓社会人1年目におすすめのスクール
Wannabe Academy(ワナビーアカデミー)
実務経験を積めるコスパ最強のWebマーケティングスクールです。Webマーケティングの基礎となる考え方や、様々なWeb広告の概要を学べるだけでなく、実在するクライアントのWebマーケティング施策を行うことができます。さらに、受講後は書類・面接対策や求人紹介などの「転職サポート」、案件紹介や獲得支援などの「副業・フリーランスサポート」を受けながら次のキャリアに進むことも可能です。
業務に関連する資格を取得する
2つ目は、業務に関連する資格を取得する方法です。
最大のメリットは、「キャリアアップにつながる」ことにあります。業務に役立つ専門知識とスキルが身に付くのはもちろんですが、資格とは個人の能力を測る一つの指標になるため、客観的に評価してもらえます。そのため、転職や再就職に有利になるだけでなく、社内で昇格もしやすくなるでしょう。また、努力して資格を取得するほど向上心と意欲が高いと判断してもらえるのも嬉しいポイントです。
動画サービスを利用する
3つ目は、動画サービスを利用する方法です。
最大のメリットは、「スキマ時間に学べる」ことにあります。パソコンだけでなく、スマホにも対応しているので、お昼休憩や通勤中に視聴できます。また、テーマごとに動画が分かれているため、学びたいスキルを体型的に学べる点も魅力ではないでしょうか。ビジネスを学べる動画サービスの中でも、特におすすめは下記の4つになります。
社会人1年目におすすめの資格
新社会人におすすめの資格を5つ紹介します。少しでも興味がある資格があれば挑戦してみてください!
- 日商簿記検定3級
- ITパスポート
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- FP検定3級
- 秘書検定2級
日商簿記検定3級
簿記の技術と知識を認定するための資格です。ビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価を受けることができます。1級、2級、3級がありますが、基礎を理解するためにも3級から受けましょう。テキスト+問題集が一体化した本を読んで概要を理解した後に、過去問題集をひたすら解くといった勉強法がおすすめです。また、150本以上の講義動画を無料で視聴できるCPAラーニングをスキマ時間に活用しても良いでしょう。
ITパスポート
ITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。難易度がそこまで高くないため、独学での資格合格も十分可能です。国家資格なので認知度が高い点も取得するメリットといえるでしょう。勉強法としては、テキスト+問題集が一体化した本を読んだ後に、ITパスポート過去問道場で過去問を解くのがおすすめです。「間違えた問題は解説を読んで理解する→もう一度解く」を繰り返していきましょう。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
Word、Excel、PowerPointなどの利用スキルを証明する資格です。前述の通り、どの職種でもパソコンスキルは学んでおく必要があります。資格取得のために知識やスキルを身に付けると、普段の業務を効率化できるでしょう。MOS資格には、各項目に一般レベルと上級レベルがあるため、自分のレベルに合ったものを選ぶことが大切です。模擬問題を繰り返し解くことで、パソコン初心者でも合格に近づけます。
FP技能検定3級
税金、保険、年金などのお金に関する幅広い知識を学べる資格です。受検資格は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」と定められていますが、実際には誰でも受検可能です。3級の勉強では、個人の資産を管理するために必要な基礎知識を学ぶことができます。そのため、保険、不動産などの業界で働く方は、取得しておいて損はないでしょう。また、2級以上から履歴書に記載すると有利になるため、3級を取得したうえで2級の取得を目指すのもおすすめです。
秘書検定2級
社会人としての常識及びマナーが学べる資格です。人柄の育成を目指した資格であり、秘書を目指している人だけでなく就職を控えた学生や新社会人にも人気があります。具体的には、「ビジネスマナー、ビジネス文書」「敬語の使い方、電話対応」「名刺整理や書類のファイリング機能」などを学べます。社会人として最初に学ぶべきビジネスマナーを習得するために、資格取得を目指すのもよいでしょう。
新社会人におすすめの本
新社会人におすすめの本を3冊紹介します。一冊1,000〜3,000円で読めるため、少しでも気になる本があったらぜひ読んでみてください。
- 入社1年目の教科書
- コンサル一年目が学ぶこと
- 入社1年目ビジネスマナーの教科書
入社1年目の教科書
本書では、新入社員が仕事を進めるうえで大切な「仕事の3つの原則」と具体的な50の行動指針を学ぶことができます。ビジネスパーソンとしての第一歩を踏み出すための心構えは、ベテラン社員でも実践できていないものが多くあります。そのため、新社会人に加えて後輩・部下を指導する人、転職・異動1年目の人、仕事の取り組み方を見直したい人まで幅広い層に支持されている一冊です。
コンサル一年目が学ぶこと
本書では、誰でも役に立つ普遍的なビジネススキルを厳選して30個解説しています。一流のコンサルタント会社を経て、様々な業界で活躍している人たちへの取材を通して、コンサルタント時代で学んだ中で今でも実践している外せないスキルを学べます。社会人1年目からベテラン社員まで、多くの方が業務で活かせる内容であり、新社会人は押さえておきたい一冊です。
改訂新版 入社1年目ビジネスマナーの教科書
本書では、社会人として必要なビジネスマナーのすべてを図解で紹介しています。「テレワークのマナー」など、昨今のビジネスシーンに即した内容になっているのも魅力の一つです。新社会人向けにビジネスマナーを中心に解説しているため、非常に分かりやすくスラスラと読めるでしょう。ビジネスマナー全般をイラストとともに理解したい人におすすめな一冊です。
【体験談】私が社会人1年目だったとき
実際に、私が社会人1年目だったときに実践したことを簡単に3つ紹介します。みなさんの参考になれば嬉しいです!
社会人の基礎を学べる本を読む
1つ目は、社会人の基礎を学べる本を読むことです。
先ほど紹介した「入社1年目ビジネスマナーの教科書」を読み、基本的なビジネスマナーを習得するところから始めました。ビジネスマナーと一口にいっても「メールの書き方」「名刺の渡し方」「電話応対の基本」などと多くあります。一度の研修で覚えるのは難しいため、何度も読み返せる本を1冊持っておくのがおすすめです。また、「働く君に贈る25の言葉」という本は、「仕事の仕方」から「生き方」まで学ぶことができ、仕事と人生で悩んだときに心の支えとなってくれるような一冊なので、時間があるときに読んでみてください。
動画サービスを利用する
2つ目は、動画サービスを利用することです。
私の場合は、7,000本以上の録画授業から幅広いジャンルを学べる「Schoo」を利用しました。ビジネスマナーだけでなく、「Word」「PowerPoint」「Excel」の基礎から応用まで学ぶことができ、新社会人のときに本当に利用して良かったと思っています。生放送は無料で視聴できますし、7日間お試し無料なのでぜひ一度登録してみてください。また、ビジネスパーソンに人気の本を解説する動画もあるので、本を読むのが苦手な人にもおすすめです。
業務に関連する資格を取得する
3つ目は、業務に関連する資格を取得することです。
業務に関連する知識や、社会人としての基礎を勉強するならば、資格も取った方が効率的だと考え、いくつか取得しました。実際に、資格取得のために勉強した知識が業務に活きたことが何度かあります。「日商簿記検定」「秘書検定」「FP技能検定」「ITパスポート」を取得しましたが、個人的に一番おすすめなのは日商簿記検定です。お金の流れは企業のすべての活動に関係するため、幅広い職種で活かせます。また日商簿記2級まで取得しておくと、キャリアの幅が広がる可能性が高いので、ぜひ2級を目指して3級から勉強してみてください。
まとめ
この記事では、社会人1年目が大事な理由や、社会人1年目が学ぶこと、効率的な勉強法などを紹介しましたが、いかがでしたか? 私自身、この記事を書いている中で、社会人1年目のときに学んだことは、社会人4年目になった今でも活きていると再実感することがありました。社会人1年目で培った考えやスキルは、その後の社会人生活でも活きてきますので、遊びと同じくらい勉強も全力で頑張ってください。
効率的な勉強法として、「オンラインスクールの利用」「資格取得」「動画サービスの利用」を紹介しましたが、3つとも実践すれば周囲と差をつけられること間違いなしです。みなさんの活躍を応援しています!