未経験からWebマーケターになる4つの方法
IT・Web関連でお仕事探しをしていると、「Webデザイナー」「エンジニア」「Webライティング」といった広告がよく表示されるようになります。さすがはWeb系、検索履歴が解析されてターゲティングされていますね。そんな中、「Webマーケティング」も見かけるようになって、ちょっと興味が湧いてきた…。
「それって、未経験からどうやってなるの?」
「転職するにはどうするの?」
今回はそのような疑問に、Webマーケティング歴1年の筆者がお答えしていきたいと思います!
Webマーケティングとは?
そもそもWebマーケティングとは、どんな仕事なのか。
その名の通り、Webを使ったマーケティングのことをいいます。
マーケティングは、商品を売ったり、集客したりするための活動全般のことを指します。
市場調査や広告宣伝、戦略策定、企画立案、広告運用などが含まれます。
ちょっとカタい言葉ばかりが並びましたが、Webマーケターの仕事内容を列挙すると、もう少しイメージしやすいでしょうか。
・アクセス解析
・SEO対策
・Web広告(制作・運用)
・アフィリエイト
・SNS(制作・運用)
・Web制作
・ECサイト
・メールマガジン
・キャンペーン
・商品企画
・戦略策定
・改善提案
・コンテンツ制作 ………etc
…簡単にいいますと、「(WebサイトやWeb広告の配信結果などを)①分析して、②考察して、③プランを立てて、④実行すること」により、結果として「何かを拡げたり、集めたりする仕事」です。
「分析って、謎解きみたいで面白そう」
「戦略策定?作戦とか考えるのは好き」
「自己ブランディングして、インスタのフォロワー増やしたことあるけど?」
「メル〇リで、相手をイメージして売り文句を変えてみたら、売れたんだよね」
そうです、そんなようなことです。
完全未経験からWebマーケターになる方法4選(難易度別)
さて、Webマーケティングが何たるやをお伝えしたところで、もしも興味を持っていただけたら、「未経験からどうやってWebマーケターになれるのか」についての解説もぜひ読み進めてもらえればと思います。
筆者の知る完全未経験からWebマーケターになる方法を挙げました。方法は同じでも、かかる時間は個人差があります。あくまで参考にしていただければ幸いです。
(1)「未経験OK」という募集に応募しまくる「イキナリ就職活動」(難易度★★★★☆)
実際にあります。「未経験でもOK!入社後研修がありますので安心してください」といった求人。IT・Web関連に強い転職エージェントに登録して、業界の情報を得たり、書類サポートをしてもらって応募し、面接で「Webマーケティングがやってみたい!」という熱い思いをアピールする……、といったところでしょうか。
ただ、この選択肢は、難易度というよりも現実的に20代でないと難しい方法です。
世代で限られる選択肢という点でレベル4にしました。
また、企業側も、未経験OKといいつつ、「採用できるレベルじゃないと…」と思っているのが本音です。実際は少しでもWebのリテラシーがある人が通過していきます。また、就職したのはいいが、「適正」や「ついていけない」問題が発覚した場合、また転職になりかねないという危うさもあります。
(2)ブログやアフィリエイト、オンラインショップなど個人で実績を作る(難易度★★★★☆)
マーケティングを書籍や動画で独学し、個人ブログの継続で成功されている方や、優秀なアフィリエイターさん、いらっしゃいますよね。自分の商品・サービスをつくり、その反応を見るのはワクワクしますし、反応が得られるようになれば、没頭しそうです。
自由にやれますし、失敗しても自分が残念なだけ…。利益が出れば実績にもなります。
ただ、独学で挫折せずに学び続ける努力やSEOの知識習得、テーマ設定のためのリサーチなど、かなりの時間と労力が必要になります。PVや利益といった実績が作れる人の「割合」は少ないようです。よって、イキナリ就職と同様の難易度レベル4にしました。
アフィリエイトマーケティング協会:ひと月のアフィリエイト収入(2022年)より引用
ひと月のアフィリエイト収入をみると、0~5,000 円未満の割合が増え、58.5%を占める。 一方、昨年増えていた「100 万円以上」の割合は減少し、一昨年の水準に戻っている。 業界規模は拡大しているところからすると、一部のアフィリエイターによる寡占が進んでいると推測できる。
アフィリエイトマーケティング協会の資料をもとに作図
https://affiliate-marketing.jp/release/202207.pdf
(3)マーケティング部門に社内で異動する(難易度★★★☆☆)
異動の希望を出すという手もあります。結局は、何事もやってみないと分からないので、やる気を買われて希望が通る可能性もあるでしょう。希望を伝えるのをあえて少し先にして、まず目の前の業務を積極的かつ確実にこなし、信頼を得ておくことが大事です。
ただ、そう簡単に異動の希望が通る会社ではない場合、あなたの上司はあなたを推薦するための理由が欲しいと思うはず。「確かにこの人はマーケに向いている!」と思ってもらえる何か、アピール材料は欲しいですね。そうなると、やはり個人での実績が何かしら必要になってきます。
(4)Webマーケティングスクールで学ぶ(難易度★★☆☆☆)
いちばん無理がなく、かつ効率的な方法です。
① 現役マーケターが講師のところが多い
② カリキュラムが常に更新されるので、最新の知識が得られる
③ 1対1のメンター制や、グループ制など、挫折しない工夫がされている
Webマーケティングの「学習」という点では、体系的に学べますし、手を動かしてやる「ワーク」も組み込まれているのがスクールの利点です。
ただ実際は、「ワークがある」といってもほとんど言われた通りにその場でちょっとやってみるだけだったり、あまり実践的でない場合もあります。講義がすべて終了したときに、経験者になっているかと言われたら…? 費用がかかる分、「未経験から経験者になる」目的が実現できるか、スクール選びには慎重になるべきですね。
私がWebマーケターになった理由
ここで参考までに、私自身がWebマーケティングを学んだ理由と、現状についてもご紹介します。
筆者は広告制作会社に20年ほど勤めています。紙媒体の領域ですが、マーケティング自体は十数年前から実践していました。支援会社として、顧客の課題をヒアリングし、現状分析から解決方法を見出し、販売戦略や販促企画を提案するというものです。
そんな中、コロナ禍で会社の経営状況が悪化。ボーナス削減となりました。何か副業をやらなければ…と思ったことと、数年前から少しずつWeb施策も勉強していたので、「Webマーケティング 副業」で検索しているうちに、スクールで使い方を覚えるのが良さそうだと思いました。「使い方を覚えて、安心して副業に踏み出したい」といった感情です。
こうして、WebマーケティングスクールWannabe Academyを受講しました。
実際に学んでみると、思っていた以上にWebマーケティングは面白いというのが感想です。
・やろうと思えば、どれだけでも自分でデータから気づきを得られる
・様々な仮説で企画が生まれるが、結果がすべてという考え(ユーザーの反応が答え)
卒業後は、Wannabe Academyが募集した案件に思い切って応募し、こうしてWebライティングの副業もできています。今後、半年・1年・2年…、少しずつ、オリジナリティと質を大事にしながら、実績を積んでいきたいと考えています。
Webマーケターに向いている人・向いていない人
次に、Webマーケターに向いている人、向いていない人について整理してみました。まず参考にしたのは、検索で上位に表示されている記事です。
どの記事も、現役マーケターを長年やっていらっしゃる方や、マーケティングスクールを経営している方などの意見です。共通していたことに絞ってそれぞれ7つ挙げると、
向いている人
① 根気のいることを地道にできる人
② 人の行動や心理に興味を持てる人
③ 主体的に考え、行動できる人
④ 論理的に考えられる人
⑤ デスクワークが苦じゃない人
⑥ ITやWebが好きな人
⑦ 売上など数字に強い人
向いていない人
① 数字に苦手意識がある人
② 変化を嫌う人
③ 受け身な人
④ 失敗を極端に恐れる人
⑤ SNSやネットに興味がない人
⑥ 人の気持ちがわからない人
⑦ スキルアップ志向がない人
向く・向かない、どちらにしても全部当てはまる人もいないと思うので、あくまで傾向ととらえていただければと思います。
ちなみに筆者個人的には、コチラが最も共感できました。
Webマーケティングに向いている人・向いていない人の違い【向き不向き】 | Travewriter
また、WebマーケティングスクールWannabe Academyの代表、森田氏のYouTubeによると…。向かない人は、短気な人、完璧主義な人、タスク消化型の人…とのこと。
詳しくは、上記をクリック!(解説は1分です!)
そして、まだWebマーケターとしては駆け出しではありますが、筆者の思う「向いている人」は、①人の気持ちのわかる人 ②継続力のある人 ③情報感度の高い人 …です!
参考になれば幸いです。
Webマーケターの将来性
最後に、気になるWebマーケターの将来性についてお話します。
結論から言いますと、将来性は高いです! おもな理由は次の通り。
・インターネット市場は伸び続けている
下の図で示すように、おもな媒体の中で唯一、広告費が伸びている市場です。2023年までには2.8兆円にまで拡大すると予測されています。
需要があるところに、供給が生まれます。
●おもな媒体別の広告費推移
電通の公表資料を基に作成
株式会社電通の「日本の広告費」はこちら
・キャリア形成しやすい
Webマーケティングはたくさんの手法があるため、適性を探りやすいとお伝えしました。たくさんの手法があるのなら、ひとつに限らず、その中の複数に強くなることは可能です。また、Webマーケティングに関係なく、もともとあなたが好きだったもの、例えば、「ファッション」だとすると、Instagram×ファッションのように掛け合わせることで、その分野では他の人がなかなか真似できない強みもできます。このように、何か特徴を持つことで「●●といえば ○○(あなた)さん」と認知がされやすくなります。最初は得意な(好きな)分野で成果を上げながら、徐々にスキルと経験を増やすことで、キャリアアップができます。
・副業できる
Webマーケティングの需要は高い一方、まだまだ担い手は足りていない状況です。多くの企業では、改善提案や広告運用を外部に委託しています。スキルを身に付けて応募すれば、副業として案件を獲得する確率が高い仕事になります。Webマーケティング職に転職できれば、本業と副業のWワークで収入を得ることもできるうえ、定年した後でも役立つスキルです。
Webマーケティング学習は実践が大事!
Wannabe Academyでは、Webマーケターに必要なスキルをゼロから丁寧に教えていきます。
業界未経験だけどWebマーケターとして転職したい!
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そんな方は、ぜひ一度、Wannabe Academyの個別相談会に参加してみてください。