Webライターがやめとけと言われる理由とは!? 5ヶ月ライターを続けた筆者が解説
「Webライターはやめとけ」という言葉を耳にしたことがある方も多いのでは? たしかに、当初は成果が出なくて苦しいかもしれません。しかし、私はWebライターとして働く中で、やめたいと思ったことは一度もありません。継続することで実績やスキルが身に付き、報酬も必ず上がっていくからです。
そこで今回は、現役のWebライターでもある私が、Webライターが「やめとけ」と言われる理由を徹底解説していきます。Webライターに向いている人の特徴や、仕事内容、Webライターはやめとけを気にしなくていい理由も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
Webライターが「やめとけ」と言われる理由
私の経験も踏まえて、Webライターが「やめとけ」と言われる理由を4つ紹介します。
- AIがライターの仕事を奪うと言われているから
- 報酬が労働時間に見合わないから
- 文章を書くのは思ったより難しいから
- 記事が資産にならないから
AIがライターの仕事を奪うと言われているから
ChatGPTという「何でもできるAI」が流行り始めたことで、「Webライターは必要なくなるのでは?」と言われています。しかし、AIが得意なのは大量のデータを処理し、迅速に情報を生成することです。特定の読者層に適したスタイルや口調で文章を書くことはできません。そのため、WebライターがAIをツールとして活用することで、作業効率はUPしますが、仕事を奪われることはないでしょう。
報酬が労働時間に見合わないから
初心者の場合、執筆に時間がかかるわりに報酬が安すぎるという現実に直面します。私も初めて記事を執筆した際は、1,500円の案件に約15時間かかりました。「これなら近所のスーパーでアルバイトした方が稼げる」と実際に友人に話していました。しかし、お金をもらえて実績やスキルが身に付くならお得だと考えるようにしました。実績を積み上げることで、今後の案件獲得にもつながるでしょう。
文章を書くのは思ったより難しいから
「文章を書くこと」は、一見簡単そうに感じるかと思います。しかし、記事を執筆する際は、言い回しや情報の整合性、書き始めに気を付けなくてはなりません。さらに、内容が難しい記事だと、あらかじめ自分がよく理解する必要があるため、一記事にかかる労力が大きくなるでしょう。これらは数ヶ月続けることで慣れてきますので、最初の「キツさ」を乗り越えることが大切です。
記事が資産にならないから
記事が資産にならないことも、Webライターはやめとけと言われる理由の一つです。Webライターは記事を作成して、クライアントから原稿料をもらう仕事です。そのため、作成した記事はクライアントの資産になります。そのような理由から、「自分の作成した記事が資産になるブロガーがおすすめ」という声があります。ブログを伸ばすことを最終目標にして、Webライターを始めるのも一つの手でしょう。
【実態】現役Webライターのリアルな感想
「Webライターに興味はあるけれど、実際はどうなの?」といった方に向けて、現役のWebライターとして働く私のリアルな感想をまとめました。
Webライターになろうと思った理由
私がWebライターになろうと思った理由は、年収UPに加え、Webマーケティングの知識やスキルを付けたいからです。Webマーケティング業界への転職を目指していたので、稼ぎながらスキルを学べるWebマーケティング副業を考えていました。その中で、未経験でも挑戦できる点に惹かれ、Webライターを選びました。
「Webライターってキツい」と感じる瞬間
私の場合は、自分が精通していない分野の記事を作成する際に、「キツい」「しんどい」と感じます。なぜなら前提知識が乏しいため、記事内容を理解するのに多くの時間がかかってしまうからです。しかし、裏を返せば、「知らない知識をインプットする良い機会になる!」と考えて取り組むようにしています。
「キツい」という感情を消すためにやっていること
今後もWebライターとして、楽しく働き続けるために以下の5つを実践しています。
- カフェで作業して気分転換する
- スキルを学びながら稼げるのはお得と考える
- 当初の自分と比較して成長を実感する
- 数字を踏まえた明確な目標を決める
- ライティングに疲れたらサムネを作成する
実際に、上記を実践し続けることで、記事を執筆するのが楽になってきました。Webライターとして短期で成果を出すのは難易度が高いですが、継続することで必ず成果は出るので一緒に頑張っていきましょう。
Webライターになって良かった理由
私は「Webライターになって本当に良かった」と思っています。理由としては以下の4つが挙げられます。
- スキマ時間を有効活用できるようになったから
- スキルの向上を実感でき、自信がついたから
- 副業で稼げるようになり、収入が上がったから
- Webマーケティングに関する知識が増えたから
Webライターとして働くことで、収入UPを目指せるのはもちろんですが、スキル向上につながる点も魅力ではないでしょうか。個人的には、当初と比べると成長を実感できるため、やりがいや楽しさを持ちながら働けています。
Webライターの仕事内容
「そもそもWebライターは何をするの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、仕事内容について簡単に解説します。
Webライターとは、クライアントから依頼を受けて、Web上に掲載される記事を作成する仕事です。具体的には、企業が運営する自社メディアに掲載されるSEO記事やコラム記事、商品やサービスを見込み客にアピールするセールス記事などを執筆します。
「文章を書く」という点では、紙媒体のライターと同様ですが、求められるスキルは大きく異なるので注意しましょう。Webライターとして働く場合は、「SEO」に関する高度な知識が求められます。
SEOとは?
記事をGoogle検索で上位表示させるための施策のこと。
Webライターに向いていない人の特徴5選
Webライターに向いていない人の特徴を5つ紹介します。
- コツコツ作業できない人
- 作業を効率化できない人
- 納期を厳守できない人
- 学習意欲・好奇心がない人
- 主体性がない人
コツコツ作業できない人
Webライターの仕事は、大きく分けて「リサーチ」「ライティング」の2つがありますが、作業自体はワンパターンになりがちです。また、誤字脱字や表記揺れなどの細かいミスも徹底的に注意する必要があります。そのため、コツコツ作業できない人にWebライターは不向きでしょう。
作業を効率化できない人
Webライターで大きな成果を出すには、作業効率化が必須になります。Webライターの案件のほとんどは「1文字〇〇円」と報酬が設定されているため、記事を執筆するほど報酬も上がります。また、作業時間を短縮することで、記事の質を高める作業に時間を費やせるため、クライアントから高い評価を得られるでしょう。
納期を厳守できない人
クライアントから案件を受注する場合、必ず納期が存在します。納期を守れないWebライターは、クライアントの信頼を失ってしまいます。何度も続く場合、契約が解除となる可能性もあるでしょう。そのため、マイペースに働きたい人は、Webライターには不向きと言えます。
学習意欲・好奇心がない人
先述の通り、Webライターは「SEO」に関する高度な知識が求められます。Googleは、よりユーザーに役立つ検索エンジンを目指して、年に2、3回アップデートします。記事の書き方に影響が出ることもあり、Webライターは常に最新情報を集めなくてはなりません。Webライターとして活躍するには、学習意欲・好奇心が不可欠でしょう。
主体性がない人
近年Webライターの人口が増えたこともあり、簡単な執筆作業しかできないWebライターの需要は低下しています。継続して依頼を受けるためには、プロのライターとして提案するスキルも必要です。「クライアントに貢献しよう」という意思が低く主体性がない人は、Webライターとして長く働けないでしょう。
Webライターに向いている人の特徴5選
Webライターに向いている人の特徴も5つ紹介します。
- コツコツ作業できる人
- 作業を効率化できる人
- クライアント第一になれる人
- 常に学び続けられる人
- 文章の読み書きが好きな人
コツコツ作業できる人
先述の通り、Webライターは「リサーチ」「ライティング」を繰り返す仕事です。また、「読まれる文章を書くコツ」にも一つひとつ注意する必要があります。地道にコツコツと作業できる人は、Webライターとして稼げるでしょう。
【Webで読まれる文章を書くコツ】
- 結論から書く
- 同じ語尾を連続させない
- 冗長な表現は控える
- 指示語はなるべく使わない
- 一文をコンパクトにする
作業を効率化できる人
作業を効率化することで獲得案件数が増やせるため、Webライターにとって作業効率は大切です。クライアント視点で考えると、月1本より月5本納品のあるライターの方が継続して依頼したくなりますよね。作業を効率化するのが得意な人は、Webライターになっても活躍できるでしょう。
クライアント第一になれる人
「クライアント第一」で考えてくれるWebライターの方が、クライアントからの信頼が高まるのは当然のことです。クライアントの立場に立って、「確実に納期を厳守する」「レスポンスを早くする」「修正依頼に即座に対応する」などを徹底することで、案件の継続につながるでしょう。
常に学び続けられる人
自身のスキルを高めない限り、低単価案件で体力を消耗するWebライターのままです。Webライターとして稼ぐには、SEOライティングや文章術、コピーライティングのノウハウの習得が必要となります。そのため、常に学び続けられる人は、Webライターに向いているでしょう。
文章の読み書きが好きな人
Webライターは、Webに掲載される「文章を書くこと」が主な仕事です。しかし、Webライターの仕事には、情報収集のために「文章を読む」という作業も含まれています。そのため、文章の読み書きが好きな人がWebライターに挑戦すれば、天職になるかもしれません。
Webライターは「やめとけ」を気にしなくていい理由
結論、Webライターは「やめとけ」という言葉は、全く気にする必要がありません。その理由を5つに分けて解説します。
- 最初はキツイけど楽になるから
- 長期的な視点を持てば辛くないから
- 方向性を間違えなければ成果が出るから
- Webライターが仕事を探す場所は多くあるから
- スキルや人脈が資産になるから
最初はキツイけど楽になるから
Webライターを始めたての頃は、執筆に時間がかかるうえに、稼げなくて「キツい」と感じるでしょう。しかし、続けることで実績と信頼が積み上げられ、稼げるようになります。また、書くことにもだんだんと慣れてきます。辛い時期を乗り越えられるかどうかが、Webライターとして成功する一つのハードルとも言えるでしょう。
長期的な視点を持てば辛くないから
Webライターとして短期で成果を出すのは難易度が高いですが、長期的な視点を持てば辛くありません。私も1ヵ月目はテストライティングの1,500円しか稼げなかったので、焦らなくて大丈夫です。「半年後には〇〇円稼げるようになる」というように、長期的な目標を立てるのがおすすめです。
方向性を間違えなければ成果が出るから
未経験からWebライターとして働く際に、方向性を間違えなければ成果が出ます。「何も考えずに記事を執筆し続ける」だけでは、遠回りになってしまうので注意しましょう。方向性が正しいかチェックする3つの方法を下記にまとめました。
【方向性が正しいかチェックする方法】
- 現役Webライターに文章を添削してもらう
- 成果を出している人の特徴を真似る
- Webライター講座を活用する
Webライターが仕事を探す方法は多くあるから
Webライターが仕事を探す方法といえば、クラウドソーシングの活用が有名です。しかし、他にも数多くあるため、工夫次第で案件を受注できない状況をすぐに抜け出せるでしょう。
【Webライターが仕事を探す方法】
- クラウドソーシングサイトを使う
- SNS(Twitter・Instagram・note)で依頼を受ける
- 求人サイトでライターの募集を探す
- Web制作会社の外部ライター募集を見る
- ライター向けのセミナーに参加する
- 知り合いに相談して、紹介してもらう
スキルや人脈が資産になるから
Webライターが作成した記事は、ブログのように資産になりません。しかし、仕事をする中で得たスキルや人脈は立派な資産になります。スキルを磨くことで他の案件を受注できますし、人脈があれば新しいクライアントを紹介してもらうことも可能です。「クライアントワークは資産にならない」という意見に惑わされないようにしましょう。
まとめ:Webライターは続ければ稼げるようになる
今回は、Webライターがやめとけと言われる理由や、仕事内容、向いていない人の特徴などを紹介しましたが、いかがでしたか? Webライターはキツい時期を乗り越えれば、必ず稼げるようになります。
また、向いていない人の特徴に当てはまった方でも、諦める必要はありません。自分の弱点を理解して、きちんと対策することが最も大切でしょう。さらに、最終的な向き不向きはやってみないと分かりません。ネットの情報だけで適正のある仕事を逃してはもったいないので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。
タイトルに記載があるように、私はWebライターを始めて5ヶ月になります。まだまだ知らないことも不慣れなことも多くありますので、みなさんと一緒に頑張っていけたら嬉しいです。みなさんのチャレンジを心から応援しています!