コミュニケーション能力の鍛え方10選【Webマーケ会社の営業職必見】

コミュニケーション能力の鍛え方10選
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Webマーケティング会社で営業として働いていると、コンペでプレゼンをしたり施策について数字を求められたりと、高いコミュニュケーション能力を必要とする場面が多いと感じます。この記事ではそんなWebマーケ会社の営業職必見の仕事で活きるコミュニケーション能力の鍛え方をご紹介します。

目次

そもそも、コミュニケーション能力とは?

そもそもコミュニケーション能力とは何でしょうか。改めてコミュニケーション能力について考えてみませんか。

コミュニケーション能力の定義

コミュニケーション能力とはWeblio辞書で確認すると、下記のように定義されています。

コミュニケーション能力:社会生活において、他者と円滑に意思の疎通が行える能力。

(出典:Weblio辞書)

つまり、自分が生きていく中で関わった相手と双方向でスムーズなやりとりができる能力のこと。このことから、話し方が上手な「弁が立つ」といったことだけではなく、対話する相手も自分も尊重して、意見を交換し合うことを指すのがコミュニケーション能力と言えるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人の特徴

コミュニケーション能力の定義が分かったら、コミュニケーション能力が高い人はどんな特徴があるかを確認しましょう。コミュニケーション能力の高い人の特徴をぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。

傾聴できる

コミュニケーションは相手との双方向で行われるものです。そのため自分の話ばかりしている人は、コミュニケーション能力が高いとは言えません。コミュニケーション能力が高い人は、相手の話をただ聞くだけでなく傾聴しています。

傾聴とは、相手の話したいことを共感しながら理解し、否定せず肯定的な関心を持って紳士的な態度で聴くことです。傾聴は、経済産業省の提唱する、「人生100年時代の社会人基礎力」の要素の1つに挙げられており、傾聴できることは、キャリア形成に役立つと言われています。

コミュニケーションの割合を意識できる

コミュニケーションにおけるピンポンのルールを知っていますか? アメリカの教育心理学者マーティ・ネムコが提唱したもので、会話はピンポンのようなもので、2 人での会話のバランスがおおよそ4〜6割になることを心がけると良いというものです。その比率が崩れると喋らないため無関心と捉えられたり、自分の話ばかりで自己中心的だなと思われたりする可能性があります。コミュニケーション能力のある人は、それを意識的に行っていると言えるでしょう。

自分の言葉を分かりやすく伝えることができる

コミュニケーション能力が高い人は、自分の言葉を相手の性格や考え方に合わせて伝え方を変え、自分の考えを的確に伝えることができます。自分の話したいことをそのまま話すのではなく、話のポイントを明確にすることでより分かりやすく伝わります。「自分が伝えたいことを話す」のではなく、相手に「伝わるように話す」ことができているかどうかが大切です。

コミュニケーション能力を鍛えるメリット

コミュニケーション能力を鍛えると、どんなメリットがあるのでしょうか。Webマーケティング会社で営業として働いている方向けにメリットを整理してみました。

仕事を円滑に進められる

Webマーケティングに関する施策は、チームで行うことが多いです。営業として働く場合には、クライアントへの説明はもちろん、社内チームの連携も必要なため、コミュニケーション能力を鍛えることで、情報共有が活発になり仕事を円滑に進められるでしょう。

職場の人間関係に悩まなくなる

Webマーケティングの施策をチームで行うからこそ、意見がぶつかるときもあると思います。コミュニケーション能力を鍛えることで、同僚や上司との信頼関係を築きやすくなるため、意見がぶつかったときも関係悪化を防ぐことができ、職場の人間関係に悩むことがなくなる可能性があります。

営業のチャンスが増える

コミュニケーション能力を鍛えると、クライアントとのコミュニケーションが表面的でなく、より深く要望などを聞き取りやすくなります。Webマーケティングは多角的な視点で、営業提案することが可能な仕事です。コミュニケーション能力を鍛え信頼関係が強まることにより、他の営業マンよりも様々な課題を見出して新案件として提案するチャンスが増えることもあります。

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すぐ始められる! コミュニケーション能力の鍛え方

コミュニケーション能力を鍛えたいと思っていても、何から始めたらいいのかわかりませんよね。すぐに始められるコミュニケーション能力を鍛える方法を10個まとめてみました。ぜひ実践してみてください。

挨拶を欠かさない

コミュニケーションの基本と言われる「挨拶」。当たり前に交わす挨拶ですが、挨拶は「あなたの存在を認めています」という存在承認欲求を満たす行為だと言われています。気持ちの良い挨拶をする人は、印象も良く、親しみやすさが感じられやすいです。まずは自分から気持ちの良い挨拶をすることが、コミュニケーションを鍛える第一歩と言えるでしょう。

相手の話を聴き、傾聴するよう努める

コミュニケーション能力が高い人は、傾聴できるという特徴を紹介しました。傾聴は、相手の話したいことを共感しながら理解し、否定せず肯定的な関心を持って紳士的な態度で聴くこと。すぐにはできるものではないので、まずは相手の話に関心を持って聴くことを心がけましょう。関心を持って話を聴いていると、相手を尊重するため話を遮ったり、否定したりということが減り、次第に傾聴ができるようになります。

会話の目的・結論を整理して話し出す

コミュニケーションをしていると、自分が「あれ、結局何が言いたかったんだっけ?」と思ったり、聞き手に「つまり、何が言いたいの?」と言われたりすることはありませんか?

それは、会話の目的や結論が定まっていないまま話し出している可能性があります。そういった方は、結論を最初に述べるプレゼンなどの手法のPREP(プレップ)法に落とし込んで話すようにすると、ぐっと分かりやすくなります。意識的に使用していきましょう。

《PREP法》

  1. Point(結論) 例:A社にWebマーケティング支援の営業をかけたいです。
  2. Reason(理由)例:新規事業のAI部門が好調で、他社もまだ営業をかけていない状態です。
  3. Example(具体例)例:今後このAI事業は業界トップクラスになる可能性が●%というデータがあります。
  4. Point(結論)例:そのため、A社にWebマーケティング支援の営業をかけたいです。

積極的に質問する

コミュニケーションは双方向で行うものであるため、自分の話ばかりしたり、相手の話ばかり聴いていては良いコミュニケーションとは言えません。まずは相手の話に耳を傾けることに集中し、質問をしてみましょう。質問することで相手の隠れた本音が引き出せ、より信頼関係の構築につながります。

具体的に話す

コミュニケーションを鍛えるためには相手に伝えやすくすることが大切です。そのために、数字や固有名詞を使用すると、より話の内容が具体的になり、相手はイメージしやすくなります。

(例)

「A社は安いです」をより具体的に

「A社はB社と比較すると●円安いです」


「A社は浅草駅の近くです」をより具体的に

「A社はスカイツリーのすぐそばで、浅草駅から徒歩3分です」

どうでしょうか? 具体的に話すことは、より説得力が増しますし、相手の理解しやすさも高まるためぜひやってみましょう。

比喩表現などたとえ話を取り入れる

比喩表現とは、事柄に対して類似・関係する他の事柄にたとえて表現すること。比喩を使うことでより理解しやすくなりますし、より意味を強調できるので良いコミュニケーションにつながるでしょう。

(例)

「Webマーケターとは、オンラインでの商品やサービスの宣伝・販売を効果的にする施策を考える人のことです」で比喩表現を使うと

「Webマーケターは、オンライン上でのビジネスを提案する策士のような人です」

Webマーケターの仕事を知らない方には、より分かりやすくなったのではないでしょうか。使いすぎるとより複雑になることもあるため、相手の物事への理解度も把握しておくことが大切です。

報連相を徹底させる

ビジネスの基本である報告・連絡・相談の略語である「報連相」を徹底させることは、コミュニケーション能力の向上に役立ちます。頻繁な報連相は、コミュニケーションの場数を積むことができますし、不明点を明確にしたり、表現の工夫を行ったりすることで、コミュニケーション能力を鍛えつつ、業務効率化やトラブルの回避につなげられます。

様々なことに関心を持つ

コミュニケーション能力の高い人と話していると、物知りだなあと思うことはありませんか? 日頃から、様々なことにアンテナを張り、興味を持っておくことも大切です。興味を持っていることが多いと、相手の話を聴いている中で共通点や良い質問を見出しやすく、信頼関係ができやすくなります。

自分の気持ちを表情や身振り・手振りで表現する

会話や文字に頼らない、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションという言葉を知っていますか? コミュニケーションをとる際に表情や身振り手振りで表現することがこれに当たります。ノンバーバル(非言語)コミュニケーションは、言葉で足りない部分を補えたり、気持ちを読み取れたりするのに役立ちますのでぜひ意識的に使ってみましょう。

(例)

  • 同僚に謝るときに、ただ謝るのではなく申し訳なさそうな表情で頭を下げて「申し訳ありません」と言う。
  • クライアントに挨拶する際には、相手と目を合わせ爽やかな笑顔で対応する。

相手のいいところを見つけ、褒めたり、感謝を伝えたりする

コミュニケーション能力を鍛えるためには、相手との会話のキャッチボールが大切です。何を話していいか分からないと思う人は、まずは相手のいいところを見つけ、褒めたり感謝を伝えたりしましょう。褒められて嫌な気分になる人はいないはずですし、感謝を伝えることで「そんなことに気づいてくれたんだ!」と心を開くきっかけになるかもしれません。相手の長所を探し言葉にすることを習慣にして、コミュニケーション能力の向上に活かしましょう。

【体験談】私が意識している3つのこと

自分自身もコミュニケーション能力はまだまだなのですが、年間200件以上のクライアントとのやり取りを行っているため、コミュニケーションをとるうえで意識していることをお伝えします。参考になれば幸いです。

相手の意見を否定せず、最後まで聴く

クライアントとの要望が叶えられるかどうか怪しいときこそ、特に聴き方に気を付けてしっかりとお話を伺うようにしています。その際には必ず相槌で共感を示しつつ、最後までお話を聴きます。聴き終わった後には、下記の流れで対応しています。

  1. 同意・理解できることを述べる、要望をいただいたことに感謝
  2. 金額等の事情によって難しい部分をお伝えする
  3. 妥協点・代替案を提示する

これ通りにいかないことも時にはあるのですが、いかに相手の話を聴いて、①の共感を強く訴えかけられるかどうかでその後の流れが変わるように思います。相手の話を聴く時間は、解決策が見つかるチャンスだと思うとよいでしょう。

アサーティブ・コミュニケーションを心がける

アサーティブという言葉を知っていますか? アサーティブジャパンが定義するアサーティブとは、自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現すること。アサーティブのスキルはトレーニング次第で、本当に必要なこと、伝えたいと思っていることを、適切な言葉で伝えられるようになります。この基礎講座を受けたことがあるのですが、実践が多く自分のコミュニケーションの傾向なども理解でき、すぐに応用できました。コミュニケーションをスキルとして理解し身に付けたい方は受けてみるといいかもしれません。

分からないことはそのままにしないで調べたり質問したりする

Webマーケティングの場合、「知らない用語」や「ツール」が出てくるときがあります。その場合には、分かっているふりをせずきちんと分からないことを調べたり、質問したりするようにしています。

理由としては、分かっていないときはなんとなく視線や表情で伝わってしまうからです。そのため、「この部分が分かっていないので、調べておきます」「申し訳ありませんがこの部分について、お教えいただいてもよろしいでしょうか」となるべく早めに確認するようにします。理解度が上がることでより業務が円滑に進められますし、コミュニケーションが増えるのでぜひやってみてください。

まとめ

今回はすぐにできる、コミュニケーション能力の鍛え方を10個紹介しました。コミュニケーション能力は性格だけでなく、自分が意識的に伝え方や表現を工夫することで徐々に培われていくものです。話すのが苦手だったり、人とのコミュニケーションに悩んでいる方も、少しずつ実践を積み重ねていくことで自信につながります。ぜひできることから始めてみましょう。

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この記事を書いた人

Wannabe Academy30期生。出版社で紙編集者兼マーケ担当(初心者)をしています。ライティングもマーケティングも日々勉強。自分らしい働き方を模索中です。

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