将来性のある仕事に女性が就くポイント まとめと事例【これから需要が増す仕事を一挙紹介!】

将来性のある仕事に女性が就くポイント まとめと事例
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新型コロナウイルスの流行による失業や休業などで「働き方」について考えることが増えたのではないでしょうか。
特に女性は、NHKと労働政策研究・研修機構(JILPT)が共同で実施したアンケートによると、より男性に比べ多くの失業者が出たと言われています。
この記事では、時代に左右されない「将来性のある仕事」に女性が就くためのポイントを紹介します。

目次

女性にとって「将来性のある仕事」の条件とは?

「将来性」とは「将来に期待が持てるという見込み」のこと。女性にとっての「将来性に期待が持てる仕事」を考える上で必要な条件を考えてみました。

仕事と家庭の両立がしやすい

女性は、男性に比べて結婚や出産といったライフイベントの変化を受けやすいです。それに対応できるような育児休暇や短時間勤務といった制度や実績があるか、そういった制度を利用した際にも同僚からの理解が得やすい環境であることが大切です。

働く場所にとらわれない

「地元に帰って家族と暮らしたい」「田舎で子供をゆっくり育てたい」という人も少なくないのではないでしょうか。最近では、オフィスにとらわれない「フルリモート」といった完全在宅で行える仕事もあり、働く環境によるワークライフバランスへの影響も将来性を考える際に必要です。

男女差なく働ける

男女が平等に評価されるかも大切です。その判断材料としては、従業員の男女比が同じくらいかどうか、管理職に女性がいるかどうか等が挙げられます。どの仕事もジェンダーギャップを持たず働きたいですが、女性が極端に少ない職場だと男性が働きやすい環境になっていることもあり、将来性は持ちづらいかもしれません。

専門性の高さ

AIやIT技術の発展により失われる仕事があることをご存知ですか。一方で人にしかできないクリエイティブな仕事や高度な対人コミュニケーションが必要な仕事は専門性が高く、企業からのニーズが高いため将来性が見込まれるでしょう。

業界的に伸びている

将来性を考えるために業界動向を探ることも必須です。総務省の調査では、国内の全産業で最もIT業界の伸びが高いことがわかっており、その需要も年々拡大傾向です。

こうした流れから経済産業省でもIT・データを中心とした専門的なスキルを身に付けられるスキル習得講座への補助金制度(第四次産業革命スキル習得講座認定制度)を設けるなどIT業界の高い将来性が見込まれています。

不況に左右されづらい

リーマンショックや新型コロナウイルス流行などによる不況に強いかも重要です。エッセンシャルワーカーと呼ばれる「私たちの日常生活における、必要不可欠な仕事を担う労働者」で挙げられる医療者などは景気に左右されづらく需要が高いため将来性のある仕事と言えるでしょう。

女性にこそ勧めたい「将来性のある仕事」10選

将来性のある仕事一覧女性におすすめの「将来性のある仕事」をまとめてみました。興味や関心のあるものがあるか、また現在のスキルと合うものがあるか要チェックです。

Webマーケター

Webマーケターとは、Webを中心としたネットサービスを利用してマーケティング活動を企画、実行する職種です。電通が発表した「2022年 日本の広告費」によると、インターネット広告費は毎年拡大傾向であり、業界としても伸びが期待されています。PCがあればできるため、働く場所を選ばずテレワーク等をしやすい業種でありながら、特別な資格がなくても未経験から応募できる求人もあるためこれから将来性のある仕事に就きたい方へおすすめです。

Webデザイナー

WebデザイナーとはWebサイトのデザイン〜コーディングなどを行う職種です。デザイナーになるためには、専門的なソフト(IllustratorやPhotoshop)のスキルはもちろん、HTML、CSSのコーディングなどの言語の知識も最低限必要です。しかしながら、そのような専門的なスキルとPCがあればどこでも働けるため、ライフステージが変化したときにも対応しやすく、女性も多い印象です。実力があればフリーランスとしてより自由な働き方を目指せるのではないでしょうか。

動画クリエイター

YouTubeやテレビ・映画が好きで動画編集などに興味がある方であれば、動画クリエイターもおすすめです。動画広告の市場はサイバーエージェントが発表した国内動画広告の市場調査によれば2025年には1兆円規模の市場に達すると言われています。動画クリエイターも専門的なスキルが必要でクリエイティブな仕事のため、代えがたい存在として将来性があるといえるでしょう。

SE

SE(システムエンジニア)は、ITによるシステムやサービス構築、運用保守を担う仕事です。SEはITエンジニアの一つとして専門性が高く需要が高まる一方で、現場は人材不足のため、未経験可・文系OKなどの求人も多く、挑戦しやすさも◎。女性の採用に積極的な会社が増えているところも魅力です。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、ビッグデータを収集・分析し、結果から課題解決をする仕事です。データを収集するエンジニアと、分析するアナリストの役割を併せ持ち、希少価値が高いため、年収・需要ともに高まっています。プログラミング言語やAI等についての知識が求められるため、ハードルは高めですが高い専門性を身に付けて今後活躍したい方にはぜひ挑戦してほしい職種です。

イラストレーター

絵を描くことが好きな方であれば、好きなことを仕事にできるイラストレーターもおすすめです。企業・個人ともにWebサイトを持つ人が増え、Web上での挿絵としてのイラストなどデジタルイラストの需要が高まっています。PCがあれば始められ、特定の資格や学歴を必要とせず、実力主義のため男女差がないことも魅力の一つでしょう。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントとは、キャリアに不安や迷いを感じている方の相談に乗り、キャリア形成をサポートするスペシャリストのことです。働き方が多様化している時代背景から、ますます必要性が増す職種と言われています。国家資格のため、人材派遣・紹介会社や企業の人事部だけでなく、大学や独立してフリーランスで働くなどの働き方の選択肢が豊富です。​​

看護師

少子高齢化等による看護のニーズは高まっており、看護師は将来性のある仕事と言えるでしょう。安定して需要があるため、正社員やパートなど働き方を選んでも就職先を探しやすく、給料が高いところも魅力です。専門的な知識が必要になるため、学校に通い資格を取得する必要はありますが、「一生モノのスキル」が欲しい方には適している職種でしょう。

介護職

介護職は介護サービス利用者への身体介護や生活援助を行う仕事です。高齢化により、介護業界は成長を続けていること、厚生労働省が福祉・介護職員等の賃上げに乗り出すなど、注目度の高い職種です。年齢・経験問わず、働くことができる求人が多く挑戦しやすいという点も魅力です。

通訳者

外国語が得意な方は、通訳を目指すのも◎。国内で暮らす外国人の方が年々増加傾向なため、そういった人たちの語学サポートや企業の海外進出が高まっていることからビジネスシーンでの通訳の需要は拡大していくと思われます。実力次第なため性別に関係なく活躍でき、フリーランスとして働くこともできるので、自分に合った働き方を選ぶことができます。

【番外】「将来性のない仕事」の特徴も押さえておく

これまで紹介してきた将来性のある仕事とは反対に将来性の「ない」仕事はどのようなものでしょうか。
野村総研株式会社とオックスフォード大学が共同研究した結果によると、日本の労働人口の約49%がAI(人工知能)等で代替可能であると発表されました。

例として、特別なスキルの求められない清掃員や警備員のような仕事や、それに加えて秩序的・体系的な操作をする経理事務員、レジ係などといった仕事が挙げられます。AIは、処理能力や正確性が高く、ヒューマンエラーを起こす心配がないことからこのような定型的な仕事に向いています。一方で創造性、協調性が必要な業務や、非定型な業務は、将来においても人が担うことになると言われています。将来性のない仕事の特徴としては、一言で言うと「人間にしかできないスキル」を必要としない仕事のことと言えるでしょう。

女性が「将来性のある仕事」に就くためのポイント・手順

需要のある仕事につくためのポイント

「将来性のある仕事に就きたい」なら何をしたらいいのでしょうか。これからその職業に就くために必要なポイント・手順をお伝えします。

興味のある業界・職種について情報収集をする

まずは興味を持った業界・職種のことを深く調べましょう。業界の伸び率や、仕事内容はもちろんですが、平均年収や働き方・どのようなキャリアプランがあるのかを把握できるとよいです。実際にその業界や職種で働いている方が身近にいる場合は話を聞いてみるのも◎。身近にいない場合、SNSやインタビュー記事などで調べてみましょう。

自己分析で自分に向いている仕事かを判断する

興味の持てる業界や職種が決まったら、次は自己分析をしましょう。自己分析でまずは自分が「できること・得意なこと」を理解することが大切です。その強みを理解することができたら、興味のある業界・職種でそれを活かせるかを考えましょう。将来性のある仕事であっても、自分の苦手意識のあることや不得意なことであると長く続けられず、あなたのキャリアを傷つけてしまう可能性もあります。慎重に判断しましょう。

専門的なスキルの習得を目指す

自分の強みと興味のある職種が当てはまったのであれば、あとはその仕事に就くためのスキルの習得など「しなければならないこと」を解消していきましょう。今回挙げた将来性のある仕事は専門的な資格や知識を必要とするものが多い一方、身に付けることであなたにとっての大きな強みになるものばかり。現在のスキルで挑戦できる場合は、より高度なスキル取得を目指し、より専門性を高めた人材を目指しましょう。

スキルを生かした転職をする

業界・職種への理解・自己分析を行い、スキルを磨いたら、あとは飛び込むだけ。求人サイトや転職エージェントなどに登録し、就職・転職活動を始めましょう。ここで大切なことは、企業を選定する際も、企業研究は怠らないこと! 選考に進む企業の将来性と自分の希望のライフスタイル・キャリアプラン・スキルがマッチするかの見極めを行い、良い結果を目指しましょう。

まずはここから! 今の仕事に果たして将来性は・・・?

ここまで将来性のある仕事に就くための手順やポイントを説明しましたが、自分に置き換えてみるとどうでしょうか。今のあなたの仕事は、今後も需要のある業界、そしてあなたの強みを活かせる仕事ですか。さらには今後のライフイベントや働き方に柔軟に対応できるかどうかも含め、今一度考えてみませんか。

【事例紹介】「将来性のある仕事」へのキャリアチェンジに成功したC.Mさん(20代後半)にアレコレ聞いてみる

実際に広告印刷会社の営業からキャリアチェンジし、Web広告会社にストラテジスト(広告代理店の中でも深くマーケティングに関わる職種の一つ)として転職したC.M.さんにお話を伺いました。

キャリアチェンジに成功したC.Mさん

キャリアチェンジを思い立ったきっかけ

C.M.さん:理由としては2つあります。1つ目は広告印刷会社の営業として働く中で紙媒体への提案の限界と、需要がかなり激減していることを痛感したこと。2つ目は、印刷会社を辞めた後に短期間ではありますが海外バックパッカーを経験して、いつか海外で旅をしながら働ける仕事に憧れがあったこと。その2つを叶えられるのは何か考えたときに、需要の伸びているインターネット広告業界で、自分の作った広告に納品後も携わり、運用・提案していきたいと思いが生まれ、WWebマーケターを目指すことにしました。マーケターはPC1台で働ける仕事で、働く場所を選ばないことも魅力でした。

未経験からでも大丈夫? 資格の要否は?

C.M.さん:Webマーケターは資格というよりも経験者が採用されやすいため、実務経験が積めるWebマーケティングスクール「Wannabe Academy(ワナビーアカデミー)」に通い、経験を積みました。結果的にはスクールの課題をポートフォリオとして使い、未経験で転職を勝ち取ることができました。

安定した収入・高収入を目指すためにやるべきこと

C.M.さん:なりたい仕事に就くためのスキルを得ることです。自分の場合は、Webマーケティングスクールに通い、広告運用を実践するなどして再就職を目指しました。海外から帰国後、金銭面が不安だったこともあり、派遣社員として3ヶ月限定で働きながらだったため大変でしたが、こうして転職できたので価値のある時間でした。

キャリアチェンジを目指す方への一言

C.M.さん:自分のように現在の仕事に限界を感じている方や、キャリアについてどうしようか悩んでいる方は、将来の自分への投資だと思い、スクールに通うなどまずは一歩踏み出すことが大切だと思います。キャリアチェンジを目指すみなさんが、新しい道を開く第一歩を踏み出せることを願っています。

まとめ

女性における「将来性のある仕事」へのキャリアチェンジの成功の秘訣は、専門的なスキルを身に付けるために、行動すること。自分の現在のスキルを改めて整理し、専門的なスキルの習得のために自己投資することは、これからのキャリアを考える上で必須となるかもしれません。

ワナビーキャリア

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この記事を書いた人

Wannabe Academy30期生。出版社で紙編集者兼マーケ担当(初心者)をしています。ライティングもマーケティングも日々勉強。自分らしい働き方を模索中です。

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